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ぐだぐだ考えたって分かんねぇよな...
こないだだって麗の気持ち無視して一人で突っ走って麗のこと泣かせたんだ。
「麗、自分が言ってることの意味分かってんのか...?」
「ん...?う、えと...」
「...分かってねーなら、俺が確かめてやるよ。お前の気持ち」
そう言うと獅琉はソファに麗を押し倒した。
麗の両手を頭の上で一纏めにして左手で固定し、逃げられないようにする。
「ふぇ...っ?」
状況が呑み込めていない麗を見下ろし、努めて優しい声で獅琉は言った。
「ほんとに嫌だったら、突き飛ばしていい」
なんて、麗ぐらいの力じゃ突き飛ばせないの分かってんだけどな。
「んん...しーいやじゃない...いやなことしないもん...っ」
しかし麗は身動きがとれないこの状況でも不満そうに首を振っている。
ほんとにこいつは危機感無さすぎるよな...育て方間違えたか?
「麗、お前そんなんだと食われちゃうぞ?男は皆狼なんだから」
獅琉のその言葉に麗は何か言おうとしていたが唇を重ねて黙らせる。
「んぅ...っ」
いつもより長い時間唇を重ねていると苦しくなったのか麗が酸素を求めて唇を小さく開いた。
獅琉はそれを見逃さず、唇の間に舌を滑り込ませる。
「ふ...ぅ...っ...んんっ...」
初めてのことに驚いているのか麗は舌から逃れようと顔を背けようとするが、右手で麗の顔を固定して動けないようにする。
「ふ...っんん...うぅ...」
麗の小さな口の中を蹂躙するように舌を這わせる。
歯列をなぞり上顎を舐めあげ舌を絡ませる。
麗の顎にはどちらのものか分からない唾液が伝っていた。
「んぅ...んっ...ふ...ぅっ」
やべ...キスってこんなに気持ちよかったっけ?
いつの間にか夢中になっていた獅琉は麗の口内を十分楽しんでから唇を離す。
「ふぁ...っ...はぁっ...、はっ」
呼吸が乱れている麗の濡れている唇を親指で拭ってやり、声をかける。
「俺の好きっていうのはこういうことなんだけど?嫌だったか?」
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