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19-1side獅琉
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仕事を終えて麗を迎えに行くまでの車内で、獅琉は先程の山瀬との会話を思い出していた。
────志場と喜川の抗争の後処理をしていると怪我人の手当を粗方終えた山瀬が話しかけてきた。
「獅琉~やっほー」
「...お前か」
「相変わらず失礼だな~。まぁいいけど...
随分派手にやったよね~喜川さんたち」
「みたいだな。怪我人の世話は終わったのか?」
「大体終わったよ~。可哀想に、一方的に因縁つけられてやられちゃったみたいだね」
「ああ」
「元々喜川ってそんな野蛮なところじゃなかったよね?」
「そうだ。それで今調べてる」
「そっかそっか~そっちは任せるよ~」
「ああ」と短く返事をして立ち去ろうとするが、山瀬に呼び止められる。
「あっ、ちょっと待って!」
「なんだよ...」
「その後はどうなの?」
「その後?」
にこにこ笑いながら山瀬は更に聞いてくる。
「だから~麗くんとはどうなったの?晴れて恋人同士になったんでしょう?」
「...は?」
誰と誰が何だって?
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