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20-2
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「しー...ぼく、すき...?」
キス以上、って...ぼくにはわからないけど...
「当たり前だろ。世界で一番お前が好きだ、麗」
貴方が助けてくれた命、貴方がつけてくれた名前。
今までもこれからも...僕の世界の全て。
貴方が望むなら...僕の全てをあげるよ...
「ぜんぶあげる...だから、ぼくにもぜんぶちょうだい?」
獅琉は一瞬驚いたような顔をしたが、すぐに蕩けるような笑顔を見せて、唇を麗の頬に寄せた。
「お前の望むだけ...全部くれてやるよ」
『同じだね』そう言おうとした麗の言葉は再び獅琉のキスによって塞がれる。
ちゅ...と何度か軽く触れて離れたその唇は、頬から鼻、瞼、目尻、額...と顔中にキスを落としていく。
「麗...好きだ...」
ぼくもしーが大好きだよ...
唇は徐々に下がっていって麗の喉元に触れる。
「ん...っひぁ...っ」
くすぐったさから身を捩る度に咎めるように軽く噛まれて声が漏れる。
唇は更に下がっていって、鎖骨の辺りまでくるとちりっとした痛みが走った。
「いっ...ぁ...」
「ん、お前肌白いから痕くっきり付くな」
満足そうに呟いた獅琉の目線の先で、白い肌が紅く痣のようになっている。
「これ...?」
「俺のモノっていう印。消えたらまた付けてやる」
しるし...しーのもの...
麗がぽやぽやとその痕を見て感動している間にシャツのボタンを全て外される。
「麗...今更待ては無しだからな?」
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