アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
21-2
-
しばらくして全てを思い出した麗の顔は真っ赤に染まり、両手で顔を覆い隠した。
ぅぅ...ぼく...、きのう...しーと...
「お前どうせ最後の方覚えてないんだろ?泣きながら喘いでてすっげーエロかったんだけど...?」
わざと耳に息がかかるように囁いてくる獅琉から麗は首を竦ませて逃げる。
やだ...っ...いじわる...っ
言い返したいのに喉は未だヒリヒリ痛んで声が出ない。
いつもより静かな麗を不審に思ったのか獅琉が体を起こして麗の顔を覗き込んできた。
「麗...?どうした?どこか体調悪いのか?」
麗は声が出ないと伝えるために喉を押さえて獅琉を見上げる。
「ん?...声でないのか?」
こくりと頷くと獅琉が麗の喉元を擽った。
「お前昨日散々喘いでたもんなぁ...腰は大丈夫か?」
腰...?
大丈夫だよ、と頷いて見せると獅琉が腰をするっと撫でながら言う。
「ほんとか...?ちょっと起き上がってみろ」
獅琉に言われたとおり起き上がって立ち上がろうとするが下半身に全く力が入らず、ぺたんと崩れ落ちてしまった。
あ、れ...?なんで?
麗がぽかんとしているといつの間にか起き上がっていつものスウェットを着ていた獅琉に抱き上げられた。
「ばーか、無理に立つな。どうせ今日明日は立てねーよ」
うぅ...もう赤ちゃんじゃないのに...
獅琉の腕の中でしゅんとしている麗に獅琉は更に言った。
「...昨日はヤりすぎた。ごめん...」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
91 / 374