アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
遠山葉瑠夏至上主義者達 3
-
「お前らそんなこと言うなよ友達だろ!友達は仲良くしないといけないんだぞ!」
「すいません葉瑠夏」
「それに太一もいけないんだぞ!黙って座ってるからここにいるのが嫌なのかと思うだろ!」
「・・・・・・・・・・ごめん」
「葉瑠夏こんな平凡かばうことねぇだろ。そんなことより俺様をかまえ」
「「あー!ズルいよ~葉瑠夏僕達とも遊ぼうよ~」」
「・・・・会長だけ・・だめ」
「お前ら本当に寂しがりやだな!俺がちゃんと遊んでやるから安心しろよな!」
数分前に自分が親友と呼び連れ回している長山が貶されたにも関わらず、自分を慕う声にとびきりの笑顔を見せる。
嬉しくて仕方がないのだろう、学校の人気者達がこぞって自分を取り合っていることが。
今、この場には二種類の者が存在する。
顔を背けこの現状を見ようとしない者。
食堂の中心で生徒会に囲まれ騒いでいる時期外れの編入生を睨み付けている者。
その瞳には嫉妬の炎が渦巻いている。
「あの編入生いい加減どうにかしないと」
「ちょっと顔が良いからって生徒会の皆様を侍らせて」
「でもそれよりもムカつくのは・・・・」
誰かが言った言葉にその場にいた全員が同じ所に視線を送った。
「長山太一」
「平凡の分際で生徒会の皆様に近づくなんてっ!」
「・・・・・・・皆を集めて、親衛隊緊急会議だよ」
その言葉にその場にいる全員が頷いた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
6 / 128