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一夜明けて 2
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「そういえば、どこに行くか決めました?」
カウンターキッチンに乗り出して尋ねてみる。
「えっ?」
「家具見に行くって言ったじゃないですか、あ、家電の方がいいですか?」
「あ、あぁ。そうだね、家具がいいかな、家電は必要なのは揃えてるし、間接照明はみたいけど」
「間接照明なら、きっと家具屋の方が充実してますよ!家具屋で決まりですね。近くで良さそうなとこ調べておきます」
俺はキッチンから下がって、リビングのソファに座り、携帯をタップして付近の情報を調べ始める。
近所には、いくつかの家具屋があるけれど、都会なせいで土地に限りがあるからか、どの店も品揃えは、限定的だ。
とりあえず今あるソファやテレビ台、ベッドを思い出して、おそらく雪弥さんの好みのものが置いてあるだろう家具屋を絞り込む。
とりあえず北欧系とモダンカジュアル系、この辺りかな。
「真都くん、ついでで悪いんだけど、お昼ご飯行く所も調べるのお願いしてもいい?」
キッチンから聞こえる声に「了解です!」と威勢よく返事をして、付近のランチ情報も調べていく。
「和食とか洋食とかって希望あります?」
「んー、今作ってるご飯が洋食だから、和食がいいかなぁ」
「はーい」
今日は平日だから、色んなところでランチサービスがあるなぁ。
魅力的な写真を眺めながら、ひとつひとつ条件と照らし合わせて3つほど候補を選びだす。
あとは、雪弥さんの好みと、その時間帯の混み具合で決めればいいかな。
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