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街中では 3
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「すんなり決まって良かった。助かったよー」
雪弥さんは、上機嫌で満足気な表情を見せてくれた。
「いいものあって良かったですね」
「真都くんのアドバイスのおかげで、優柔不断しなくて済んだよ。雑貨まで見る時間作れたし」
俺たちは家具屋で、ダイニングテーブル&チェアを選んだ後に、寝室用の遮光カーテン、間接照明に本棚を購入した。
これで必要なものは終わりかと思いきや、階下にあった雑貨売り場を見つけた雪弥さんは大量に生活雑貨を購入。
1階の配送センターに全て持ち込み、まとめて配送を頼めたのは幸いだった。
そうじゃなかったら、雑貨だけとはいえ、かなりの荷物を持って出歩かなければならないところだ。
「11時過ぎてるけど、ランチにはまだちょっと早い?」
「この時間ならもう始まりますよ。早めのランチにします?」
「うん、ビジネスマンが雪崩込む前に行った方がいい気がする」
確かに12時を過ぎれば、昼休みに入った人が、一斉に周囲のビルから出てくることは、想像しやすい。
まだ完全にお腹がすいた状態ではなかったけれど、家具屋を色々歩き回ったので、出されれば一人前くらいは軽く食べられそうだ。
むしろ、13時過ぎまでは待てそうもない。
売り切れのメニューも、増えて来るだろう。
「じゃあ、ちょっと早めにお昼にしますか」
俺達は候補の3つの中から一番近い場所に行くことにした。
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