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夜の闇に 3
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雪弥さんで抜くとか…ありえないだろ。
神聖視すらしていた憧れの先輩を汚してしまったような気になってしまう。
俺は雪弥さんをそういう目で見てたって事なのか?
俺は雪弥さんのことが好きなのか?
好き?
尊敬はしてる、憧れてもいる。
でも、好き?か?
だって相手は男性だ。
俺は、今まで男性相手に恋心を抱いたことなんてない。
だけど、尚更。
対象が男性でないなら、男性である雪弥さんに興奮してしまうなんて、ありえないことだった。
好き、なんだろうか。
その自問自答の答えは『そうかもしれない』という曖昧なものだった。
元々、雪弥さんは憧れで、追いつきたい、並びたいと思ってきた。
それが、突然こんなに距離が近くなったんだ。
単純な俺が、構って貰える事への嬉しさを、勘違いしてしまっているだけかもしれない。
でも、今までだってともさんや他の人に構って貰えれば嬉しかったし、それと恋愛感情を間違えた事なんて一度もない。
昨夜のアレがイレギュラーだっただけで、それで舞い上がってしまっているだけ。
熱に浮かされている状態なのかもしれない。
そうだとしたら、そのうち熱も冷めるだろう。
そう考えると何となく合点がいく気がした。
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