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マジで恋する五秒前【榎月】*06
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「ちなはもやってみて。」
「えっ?!僕もやるの?」
その後は何故か変顔対決に発展し、二人の飾らない性格に好感が持てた。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、昼休憩が終わりを告げる。
「今日は、買い出しに行く日だから僕は先に帰るよ。二人が戻って来る前に適当に何か考えとく。」
結局のところ、部活の関係でちなはさんが今まで通り食事を作る流れのようだ。
「では、私ときいやさんは部活があるので、終わり次第ご連絡します。」
「会長サマ、下駄箱のところで合流して、一緒に帰らない?」
「そうしてくれると助かる。きいやちゃん、女の子だし。夜に一人で歩かせたくない。」
二人と予定をすり合わせ
「分かりました。」
「では、また後で。」
携帯番号を交換して、それぞれに着歴を残す。
***
そして、放課後。
それぞれの部活が終わり、生徒会の仕事も早々に切り上げ、ちなはさんに連絡した後、きいやさんと合流する。
「会長サマ、こっち!」
「お待たせして済みません。」
よくよく考えてみれば、女性と肩を並べて歩くのは幼馴染みの瑠璃以外、初めてかも知れない。
「会長サマ、今日は有り難うございます。」
きいやさんが姉の顔をして私を見た。
「ちなは、凄く楽しそうでした。」
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