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着せ替え人形【榎月】*05
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「…では、右側で。」
「やっぱり?私もそっちかなって…」
決めかねたきいやさんが決定権を私に譲ってくれたのか、ようやく何を着るのか決まった。
「ちなは、早くこれに着替えて。」
「…はいはい。」
今回の衣装は、ブラックの左身頃にドレープなど、かっちり感は残しつつカジュアルダウンしたデザインのフーディー変形テーラードジャケットをベースに、インナーはグレーのタンクトップ。
パンツ、レギンスオンで使えるダメージニット、ジョーゼットなど透ける素材をふんだんに使ったドレープや、落ち感を重視したデザインのフレアタイプのロングラップスカートで合わせる。
因みに、これもブラック。
チョーカーベルトを首に巻いた二人の姿は…
「何処かのビジュアル系ロックバンドマンのようですね…」
暫く、感心して見ているとちなはさんは無心で着せ替え人形に徹していた。
私はと言うと、ごく一般的な白のTシャツにジーパン、緑系のチェックシャツ。
正直、二人と並ぶと何だか違和感しかない。
「会長サマは、無難ね。可もなく不可もなく…」
「私は、冒険はしない主義なんです。顔が地味なので。」
「地味かな?切れ長の一重って、キリッとして知的だし、クールな印象だけどね。」
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