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着せ替え人形【榎月】*09
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呆気に取られたような顔をした女性たちを残し、ちなはさんに付いてきいやさんの元に向かう。
「会長サマ、逆ナンされてたの?」
「んー、どうでしょう?」
きいやさんに問われて困惑な表情を浮かべ、改めてちなはさんを見ると思わず笑いが漏れた。
「ちなはさん、お似合いですね。」
「こ、これは、きいやちゃんが…」
「ちなはが似合うって事は、私も似合うって事だからね。」
深めの青のハイウエストにアンバランスな丈のアシンメトリー裾のラップスカート、空色の刺繍レースのバストフリルのトップス。
肩が見えるオフショルダーで、フェミンでありながらセクシーな雰囲気に仕上がっている。
まじまじと見てしまったからか、ちなはさんが恥ずかしそうに俯く。
元々、色白で細身と言う事もあり、違和感がなかった。
正直、女性…にしか見えない。
弟に女装させている自覚があるのか、ないのか…
きいやさんは全く気にした素振りも見せず、色んな組み合わせを物色中だ。
「…ねぇ、もう着替えていい?何か色んな人に見られてるし、男なのにこんな格好するの、恥ずかしいよ。」
「何、言ってんの!男に見えないから大丈夫よ。バレて見られてるんじゃないから。多分、双子が珍しいんでしょ。」
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