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藤木さん 2
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藤木が、えへん、と咳ばらいして注意するように言った。
「あのさぁ」
「あ、すみません。藤木さんの勃起見て興奮してしまいました」
潤がたいして悪びれもしていないように言った。
「してないだろ!」
「してるでしょ。それとも通常でそのサイズということは、勃起時はどんだけ……」
「うるさいわ、どうでもいいだろ」
「よくないです。重要です」
「触って確かめてみれば?」
瑶が口をはさむと
「何てこと!」
と二人にびっくりされた。
「そんなにびっくりしなくても」
「びっくりするだろ、それは」
藤木は言った。
「俺の家来ます?」
潤が藤木に聞いた。
「いや、遠慮する」
藤木は答えた。
「昴兄が俺の兄貴でないなら、誰だと思ったんですか?」
潤はたずねた。
「彼氏」
藤木の答えに潤は驚いた様子で問いただした。
「えっ、俺の彼氏と思ったのに、言えないことしちゃったんですか?」
「誘われたんだよ」
藤木は困ったように答えた。
「誘われた!」
「はうーん」
瑶と潤は、藤木の話で興奮して、またイチャイチャしだした。
「あのなあ、お前ら、俺の話をおかずにしてるだろ」
藤木がつっこんだ。
「はい、もちろん」
開き直った二人に藤木はあきれたようだった。
「帰るぞ」
「待ってください、藤木さんもしましょう」
「触りたーい」
瑶もふざけて言った。
「瑤君……なんか、前よりエッチになってない?」
藤木は、うらめしそうに言った。
「ふふふ」
瑶たちは含み笑いをした。
「この週末に何があったんだ?」
「いいこと」
「ねー」
「なんだこいつら、バカップルか」
「藤木さん、お話してー」
「エッチな話ししてくださいよー」
「いやだー」
「兄貴と何をしたんですか」
「お兄さんに聞いてください」
瑶は妄想した。
「ああ、やめてください、俺を誘惑しないで……」
と言っている藤木。
「ふふ、かわいいね、高校生。僕のお尻に挿れてよ、ほら、ここ。いつもは潤にしてもらってるけど、今日は、実家に帰っていていないから、寂しかったんだよね。ちょうどよかった。藤木君っていうの? おっきいね」
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