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潤と譲と夏目「譲の妄想」 ※
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譲が、恋人の夏目に言った。
「されちゃいなよ。逆診察。隼人って、教授から、その手の実験台にされてるんだろ?」
「何、妄想してるんだよ。そんなわけないだろう?」
夏目が苦笑した。
譲は、逃さず言った。
「うそだあ。毎日、あの小部屋で、一人エッチするように指示されてるんじゃないの?
それで精液提出しなさいとかさぁ。
で、検査とか言って身体中調べられて。
裸にされて触られるんだよ。
変なところまで。
『あっ、やめてください』とか言って、空中に脚ひろげられて固定されちゃってさ。
で、あそこに、玩具突っ込まれて、ぐりぐりされて、ひいひい言わされて」
「はいはい。妄想、お疲れ様。そんな暇ありません」
夏目があきれて言った。
譲は、病院の廊下を歩きながら、彼氏の夏目に、しつこく言った。
「うっそぉ。やってるくせにぃ」
「譲、未成年の弟さんの前でほんとにいつもそんなエッチなことばっかり言ってるわけ?」
夏目は、とがめるようにたずねた。
「未成年って、潤のこと? 潤は、慣れてるから、平気。気にしないで」
譲は、こともなげに言った。
「気にするよ」
夏目は、しごくまっとうな返事をした。
「俺、弟とやってるって、隼人に言ったよね?」
譲が、彼氏に、こそっと言った。
「うん。子どもの頃、してしまったって」
夏目は、答えてから、潤と譲の二人の兄弟を見くらべて、ちょっと恥ずかしそうに赤くなった。
譲は、そんな彼氏をじっと見て、言った。
「実は、子どもの頃だけのことじゃないんだ」
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