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潤と竹春「怒ってる?」
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死んでるんじゃないのか?
それを俺に隠して。
潤は怖くなった。
潤は立ち上がり、部屋から出ようとした。
「潤?」
潤の背中に声がかかった。
潤は、びくりとした。黙って出ていくのを、とがめられたと思った。
潤は振り返ってたずねた。
「死んでるの?」
笑い声がした。
「潤、おいで」
潤は従った。
枕元によると、叔父の竹春が目を開けていた。
「怒ってる?」
潤は聞いた。
「どうして?」
「俺が刺したから」
「痛かった。死ぬかと思った」
「死ねばよかったのに」
潤は言った。
「そうだね」
竹春は答えた。
「死ねば大好きな人のところに行けるでしょ?」
「どうだろうね」
「違うの?」
「さあ」
「したい?」
「え?」
「俺、また、貴方としたいんだけど」
「え、もう嫌なんじゃないのか?」
「うん。でも、やめられそうにない。まだいろんなしたいことあるし」
「彼氏としたらいいよ」
「うん……もう、俺のこと嫌い?」
「まさか」
「だって、俺、貴方のこと殺そうとしたんだよ?」
「当然の報いだよ」
「そう思うの?」
「ああ。生きていたのは、生きてお前たちに償いをしろということだろう」
「償い?」
「間違ったことをしてきたことの、償いをしろということだろう」
「俺は、また、エッチなことしたいけど」
「彼氏がいるじゃないか」
「うん……でも……」
「潤、悪かった。私がみんな、悪かったんだよ」
「うん……だけど俺、身体がうずいて……つらい」
「彼氏と、仲良くしなさい」
「いやだ。ここで、していい?」
「だめだよ」
「見てて」
「やめなさい」
「さっき、譲の彼氏の先生に抱きついちゃった。あの人、可愛いよね」
「譲の彼氏?」
「うん……それで、俺、ちょっと興奮したみたい」
潤は、ベルトをはずし、手を突っ込んだ。
「あっ……勃ってる……んっ……んんっ……」
「やめなさい。こんなところで」
「俺をこんな風にしたのは、貴方でしょ? 責任とってよね」
「ああ、とるよ。だからやめなさい」
「だから、俺のこと捨てないで。俺、こんなにエッチで、おかしくて、あっ……気持ちいい」
「潤、わかったから。もう、やめなさい」
「やめられない。貴方との関係、お仕置きいっぱいしてほしい。また、あのお仕置き部屋でたくさんエッチな道具でいじめてほしい」
「あの部屋は、彼氏と使っていいよ」
「いやだ。そういって捨てるんでしょ?」
「捨てるとかじゃない」
言い合っていると、譲と夏目が戻ってきた。
「何やってんだよ!」
譲があわてたように言った。
「ごめん……なさい……エッチな気分になっちゃって」
「ほら、おかしいんだよこいつ」
「潤君……」
「夏目先生のにおいかいで、エッチな気分になっちゃったの」
「おいおい、いい加減にしろよ」
「夏目先生……潤のエッチな姿見て……」
「やめろよ……ひいてるって」
譲は焦っているようだった。
「潤君……」
夏目が近寄ってきて、潤の腕をつかんだ。
「夏目先生……好き……潤と……エッチなことしよう?」
潤は、一生懸命言った。
「おいおい、淫乱少年、やめてくれよ」
「潤……エッチなことしたいの……いっしょに……気持ちいいこと……」
「おい潤、しっかりしろよ」
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