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潤と瑶「潤の入院」
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気がつくと潤は、見知らぬ病室のベッドに寝ていた。
「ここはどこ?」
潤は、起き上がった。
「潤、起きた?」
声の方を見ると、瑶が椅子から立ち上がり、こっちに向かってきていた。
「瑶……なんで、いるの?」
「いたら、悪い?」
「ううん……いいけど。エッチしたいから」
「いきなり……」
「キスだけ……いいでしょ?」
「うーん……」
潤は、無理やり瑶をつかまえて、舌をさしこんだ。
「ねえ、寝ない? ちょうどベッドあるし」
潤は誘惑した。
「だめだよ。ここ病院だよ? わかってる?」
「いいよ……早く……人こないうちにしちゃおう」
「だめだったら……」
潤は、瑶をベッドに引きずりこんだ。
「あ……だめ」
「すごい……瑶……もうこんなになってるよ?」
「潤が触るから……」
「触る前からだよ……したかった? 俺もしたかったんだ……。ねえ、挿れてくれる?」
「だめだよ……そんな……」
「じゃあ、手で触って……あっ……いい……」
「あ……潤……気持ちいい……」
瑶とからみあって、いきそうになったとき、部屋のドアが開いた。
「大洗さーん。検査お願いしまーす」
若い男性の声がした。
「やばっ、看護師さんだよっ」
瑶が言った。
瑶は起き上がってベッドから抜け出し、服を整えた。
潤もあわてて服をなおした。
「はーい。すみませーん」
瑶がカーテンを開けた。
制服のポロシャツを着た看護師が、道具の並んだワゴンを押してベッド脇に来た。
「血圧はかりますねー」
彼は髪が長くて後ろで一つに縛っていた。
「異常に血圧高いですけど、何かしました?」
「はい……ちょっと、彼氏とじゃれあってました……」
「彼氏?」
「あの、俺、なんでここにいるんですか?」
「あ、知らなかったんですね。緊急入院ということで、外科の夏目先生と、お兄さんが連れてこられて」
「覚えてないです」
「倒れたみたいですね」
「たいしたことないのに。ここ、何科ですか?」
「精神科です」
「ええっ!?」
「あっ、でもストレスケア病棟なので、閉鎖病棟ではないですし、許可があれば外出もできますよ」
「ちょっと待ってよ、そんなの同意してないし」
「潤、でも、なんか、前からおかしかったし、最近、すごく疲れてるみたいだったし、いいんじゃない?」
「だけど、おじさまとか……」
「さっき、僕もお兄さんと話したけど、その方がいいって」
「瑶、誰から連絡あったの?」
「お兄さんからだよ」
「譲が? 瑶に電話したの?」
「うん。潤の携帯から電話あった」
「譲兄さんめ! 勝手に俺の携帯見たな。瑶のエッチ写真とかあるのに!」
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