アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
潤と夏目と譲「潤の本性」※譲×夏目、譲×潤
-
口からジュポジュポ音を立て、潤は、上半身を上下させてがんばって夏目のを咥えていた。かたい反応が唇に復活していた。
「でちゃぅ……」
夏目がうめいた。
「隼人……」
「潤君のでイキたいっ」
「ええっ? このタイミングで? 無理言うなよ」
夏目に挿入している譲が言った。
「あぁぁっ……潤君……潤君……好き……」
「隼人……あっ……出る……」
「あっ……イヤ……いっちゃう」
「俺も……」
潤の口の中に、夏目の出す液体がどっとあふれてきた。
「ん……」
潤は、液体を口から夏目の下腹部にダラダラと溢れ出させた。唾液と混じった液体がどろりといやらしく、夏目の息づいて上下する下腹を濡らし脇腹へ流れ落ちていった。口からはずすと、先からまだ液体がじゅぷっと湧き出てきていた。潤はそれをちゅっと吸った。
「や……」
夏目はビクっとした。潤は夏目の顔の方へ行った。
潤は放心した夏目の顔にキスをした。
「潤君……ごめん……潤君の口……」
潤は夏目の精液と潤の唾液の混合物を、わざと口からダラダラ垂らした。糸を引いて夏目の顔に垂れた液体は、夏目の顎を伝って首の方まで汚した。
「うん……口の中、夏目先生の出したのでドロドロなんだ……」
潤は、いやがる夏目の唇に無理やりキスをした。
「いやなの? 潤だよ? 潤のこと好きでしょ?」
「うん……違うの……僕のアレが……うぷ……」
「潤は、いっしょうけんめい受けたよ? 夏目先生も我慢してよ」
潤が嗜虐的に言いキスを続けようとすると、夏目は潤を押しのけようとした。
「ごめん……ああっ」
夏目の腕の力が急に抜けた。
譲が夏目の中をかき回したらしい。
「うわあ、ぐっちょぐちょだよ。隼人の中。もう一回やる?」
譲の声が言った。
「あぁん……譲……」
夏目が喘いだ。
「いやらしいな隼人は。兄弟二人とも一人じめでセックスして、まだ足りないのか。贅沢だなあ。ほら、よくなってきただろう? 今度は自分で動いてみな?」
譲はベッドに仰向けに寝ると、夏目を譲にまたがらせた。
「あっ! あぁぁぁ!」
譲のモノの上に腰をおろし、再び譲に刺し貫かれた夏目が、嬌声をあげた。
「ああっ……譲……」
譲の身体にまたがって、自分で動き、喘ぐ夏目は、いやらしかった。
「いいよ……隼人……いやらしい……」
譲も満足げに興奮した声で言っていた。
「兄さん……俺にも……ちょうだい?」
潤は、夏目の、積極的に兄をむさぼる姿に刺激され、たまらなくなってきた。
「ふふ、潤、ついに欲しくなってきたか? さあ、来いよ」
譲は、夏目の身体を抱いて横向きにしてからモノを抜いた。夏目はベッドから、ずり落ちそうになりながら力なく喘ぎ息をついていた。
譲は再び仰向けになるとベッドによじのぼってきた潤に跨らせた。
「あぁっ……兄さんっ!」
「ほら、自分で動け」
「あぁっ! いいっ!」
「隼人見ろよ……これが潤の本性だ……いやらしいガキだ」
「あぁん……ごめんなさい……夏目先生……エッチな子でごめんなさい……あぁん……」
「いやらしいな潤。口からダラダラよだれを垂れ流して。糸引いてるぞ。狂った犬みたいだ。顎からそんなによだれを垂らして」
「よだれじゃなくて夏目先生の精液だよ……」
潤は譲のモノがアナルにいっぱいで興奮して言った。
「隼人の精液……飲まなかったのか? 飲めよちゃんと」
「ごめんなさい……だってたくさんだったんだもん」
「全然飲まなかったんだろ。隼人の腹に全部吐き出してただろ。精液は全部飲めって日頃言ってるだろ?」
譲は責めることを楽しんでいるのだ。言う通りにしてもどのみち責められる。
「ほかの男の精液を口から垂れ流しながら、ケツ穴に兄の男根ぶち込まれて喘いでる変態ちゃんなんだよなあ? 潤は」
「ん……」
「潤はやらしいなあ。口だけじゃなく尻にも精液ほしいんだ?」
「ん……んん」
「ダラダラ垂れ流すんだろ? 尻の穴からも」
「あ……んん」
「一人じゃ足りないんだよなぁ? 潤は」
「んっ……んん」
反応の薄い潤に焦れたように譲が潤の身体を抱きすくめて反転した。潤をベッドに押し付けるとぐいぐいと奥に男根を突き入れた。
「あぁぁぁ! 兄さん!」
「ほらいつもみたいに喘げよ。隼人の前で猫かぶってるんじゃねえよ。もっと淫乱だろ? 潤は。本性出せよ」
「あぁぁぁ……兄さん……」
「気持ちいいんだろ?」
「あぁぁぁ!」
「いやらしいなあ潤は、さっきの隼人との甘いささやきは、どうした? そういうのより、こういう乱暴なのが好きなマゾだからな潤は」
「あぁぁぁ!!」
「いいんだろ? はっきりしとこうじゃないか、この際。どっちがいい? 俺と隼人とどっちのセックスが好きなんだ?」
「兄さん! 兄さん……あぁぁぁ!」
潤は譲のモノにあらゆる感度の高いところを突きまくられ脳髄を刺激され叫びまくった。
「だよなあ? 俺には潤の感じるところを研究し尽くされているからな。ついでに聞くけど、おっさんと俺とどっちがいい?」
「兄さん……あぁぁぁ! 兄さん!」
「おまえ適当に言ってんだろ?」
「兄さん!ああああ!」
入り口付近に後退していた譲のモノがまた順番に潤の感じるスポットをいちいち責めはじめてあまりの快感に潤は気が狂いそうになっていた。
「いいな? わかったか? 潤は俺が好きなんだよ。隼人じゃなくて、おっさんでもなくて、俺とやるのが一番いいんだよ? わかったな? 忘れるなよ。ちゃんと身体で覚えとけよ」
「あ……兄さん……」
「これからあらわれる、あらゆる人間より潤は俺とのセックスが好きなんだよ、わかったか? この味を忘れるなよ」
「は……兄さん……」
ぐりぐりと少しずつ責め入ってくるモノが順番に体位を変えて一番あたるようにして一つ一つのスポットを責めてきた。
「あとで排泄も見てやるからな。おまえの食事から排泄まで全部俺が見てやる。おっさんにはもう返さない。おまえはもう俺のものだ」
「兄さん……ん……」
兄の言っていることは本気なのか興奮で言っているだけなのか知らないが、ぞっとするほど支配的だった。
しかし潤はそこに兄特有の照れと、強いあふれるほどのストレートな愛情を感じ、逆に興奮してしまった。おそらく興奮して言っているだけなんだろう。潤と譲とでは、慣れすぎていて、日常を超えるのに強い興奮を必要としていたから。
「兄さん……気持ちいいよ……」
と潤は脚でがっちりとスパナのようにきつく兄にしがみついてしまうのだった。
「俺は……ほかの人間と潤がするのを見ると……興奮する。だからもっと淫乱になれ。隼人でも、誰とでも……好きに……しろ。本気で……。本気で好きになれ……。でも、俺としたことは忘れるなよ」
本気で好きになれ? あれ?
「兄さん? いいの? 俺、夏目先生のこと本気で好きになってもいいの? 」
「いいよ……もしおまえが隼人のことを本気で好きになったなら、俺もあきらめられるかもしれない」
「ええっ? 兄さん……何言ってるの?」
「好きなんだよ……潤……バカみたいだけど好きなんだ……。潤になら隼人を取られてもいい。コウの時だってそう思ってた。でもおまえはいつも本気にならない。みんなおまえが好きなのに、おまえは、誰も本気で好きにならない……。潤……いいんだよ、好きになっても。自由に愛せよ……。自由に……本気で、好きになれ……」
譲に抱きしめられて、潤は圧倒的な快感の中で、譲といっしょにエクスタシーを感じた。潤の中に譲の熱い液体が注がれあふれるのを感じた。
「好きなんだ……潤……好きだ……恥ずかしいけれど潤のことが好きなんだ……昔から……ずっと。離したくないんだ。自分でもどうしていいかわからない。恋人ができても潤のことが忘れられない……おかしいんだ俺は。誰とどんな激しいセックスをしても、おまえとの行為には及ばないんだ……のろわれてるよ。おまえに。いや大洗家の呪いだ」
潤を抱きしめているので譲の顔は見えなかったが、譲は泣いているようだった。身体が震えていて、ぽたぽたと潤の身体に雨粒のようなものがあたったからだ。汗かと思ったが、譲の声の震えで譲の涙だと知れた。潤は、いつも強い兄が泣いているのを知って動揺した。
「忘れることの方が難しいんだよ……兄さん……。兄さんや、叔父様は、潤にどれだけ影響力があるかわかってないよ……」
兄は、俺を手放そうとして、できずに苦しんでいる!?
「兄さん……どうして泣いているの?」
「好きなんだ……潤……。潤を好きになることは虚しいとわかってるのに。だっておまえは気が多くて自由で、俺から離れていくのに。俺のことなんて好きじゃないし。ひどいことをしても言っても逆効果で、お互い逆に興奮してしまうし。もうどうしていいかわからない……。好きなんだよ。だから本気で嫌われるようなことができない……。それにおまえはマゾだから喜んでしまうし」
「そんなにマゾじゃないよ。兄さんには振り回されてるよ」
「俺だって努力してるんだ。隼人のことも好きだし愛してるのに、なんで潤と三人で……おかしいんだ……潤のことが忘れられないんだ」
「兄さん……兄さんは愛する力が強いから……」
「潤……親父がうらやましい。潤に刺されて。なあ、潤……俺をやりたいか?」
「やるって?」
「俺を刺したいか?」
「刺したくないよ……俺、誰のことも刺したくないよ……あれは、あの時は、混乱してて」
「混乱しててじゃないだろ? よく思い出せ。憎かったんじゃないのか? おまえの自由意思を妨げる敵である親父が憎くて刺したんだろ?」
「憎くてじゃないよ……でも頭にきたんだ。腹が立って。時々そうなるんだ。わけのわからない黒い怒りが、俺の心にいっぱいになって、どうしようもなくなる。だから俺は、自分を痛めつけて、なくなれなくなれって。でないと人を殺してしまうかもわからない……怖いんだ自分が……怒りが……怖いんだ……。兄さん……兄さんこそ、俺を刺してよ。兄さんなら、俺を殺せるでしょ? 力が強いから。俺はダメだったね。おじさま筋肉で鍛えてるから俺の力じゃ無理だった。おじさまも苦しんでるんだ。だから俺、解放してあげようと思ったんだ。でもダメだった。だって、殺せないよ……だって好きなんだもん……。俺を愛することでみんな苦しんでる……なんでだろ? おじさまは、いつも、俺に殺されたいって、言ってた。……イク時に……よく言うんだ。潤に殺されたいって。おまえに殺されたいって。あなたに殺されたいって。あなたのところに行きたいって泣くんだ。だから俺……見てられなくて。いつも、俺を愛することで苦しむ人を見て、耐えられなくて。俺、人を幸せにできないのかな? 少しでも、好きな人の望みをかなえてあげたいって思ったんだけど……やっぱりできなくて……痛い思いさせただけで…………」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
192 / 252