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※譲と潤と夏目「調教ビデオ」
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「それにしても隼人の激しいエロ化には驚いた。なぜこんなことに?」
譲はいぶかしんだ。
「ふふふ」
潤が含み笑いをし、夏目は顔を赤くした。
「潤か? 潤の仕業なのか? あ、そうだ。ビデオに撮ったって言ってたよな? 見せろよ」
譲は、にやにや意味ありげに笑っている弟の小憎らしい頬をつねった。
「見たい?」
潤は上目づかいで尋ねた。
「見たいって言ってるだろ。そのニヤ笑いやめろ、ムカつく」
「だって……いいのかなぁ?」
「やめてよ……」
夏目が恥ずかしそうにうつむいた。譲はムラムラしてきた。
「隼人、恥ずかしいんだ?」
「うん、当たり前じゃないか」
「じゃあ、見ようっと」
「ええー!」
小型ビデオをTV画面につないで、鑑賞会が始まった。
夏目は潤に陵辱されていた。
手足を縛られ、口には猿轡をかまされ、むき出しにされた尻の穴には、拡張のための玩具が、時間ごとに大きさを代え、入っていた。
夏目は、潤によって、勤務先の病院を出る時、尻に玩具をしこまれたらしい。
潤は、夏目の猿轡をはずしてやった。
「あ……あぁぁ……潤君、触って……いかせて……お願い、あぁぁぁ」
夏目の第一声は、それだった。潤は、夏目の乳首や性器のまわり、粘膜のまわりの敏感なところを触った。
「あっ……あぁぁ……じらさないで。乳首……ちくび触って! まわりだけじゃ、いやだ……」
譲は、ビデオを見てかなり焦った。
「おい、潤、お前ドSの鬼畜だな」
「実際は、そうでもないよ?」
弟の潤は答えた。
「恥ずかしいよ……もう止めてよ」
恋人の夏目隼人は顔を紅潮させて言った。
「お前の調教、容赦ないな。もうちょっと手加減しろよ」
「手加減してるよ。だって俺、自分がされる方だったからわかるもん」
「隼人、大丈夫だったか?」
「うん、実際は、潤君、こまめに具合を聞いてくれてたよ。ほんとにやめてほしい時の合図も決めてたし」
「でも、潤に調教された後の、隼人のエロ度が、すごいことになってるんだけど」
「もともとの素養があったんじゃないの?」
「初々しい隼人を返せ」
「自分が俺に抱かせたんじゃないか」
「お前が勝手に誘惑したんだろう?」
「僕が潤君に横恋慕したんだ」
隼人が恥ずかしそうに言った。
「まあ、いいけど。エロ化した隼人も可愛いから嬉しいけど」
「潤君が言うように、もともと僕が、エッチぃんだよ。それに……」
隼人は顔をあげた。
「潤君、かわいすぎ」
潤と隼人が見つめ合い、隼人が潤を押し倒した。
「潤君……かわいいよ」
隼人は、潤に覆い被さって、顔中にキスを浴びせた。
「どうして、こんなにかわいいの? もう食べちゃいたい」
「食われてます。食ってください」
「うん……食べちゃうよ。んー、かわいい……潤君……かわいいよ」
「はぁぁん……隼人さん……」
「わっ……名前呼ばれた……名前で呼んでくれるの?」
「隼人さん……」
「どうしよう、もう潤君と結婚したいよ……潤君をお嫁さんに欲しいよ」
「うん……もらって」
「潤なんて、嫁としての価値0だぜ。子ども生まない、仕事しない、家事しない、思い通りにならない、言うこときかない、凶暴、贅沢、美食家、面倒な性格、病んでる、かまってちゃん……」
「わかってないなあ、譲は。それだから僕は、譲は、普通に結婚しそうって言ったんだよ。僕は、嫁にそういう実用性は一切求めてないですから」
「あっ、そうですか。俺の料理とか価値がないってこと?」
「あるよ。譲のレストランにお金払って食べに行くくらい価値があると思ってるよ。僕一人で独占するには惜しい腕前だからね」
「ほんと?」
譲は、起き上がった隼人を、がばあっと抱きしめた。
「隼人ぉ……ありがとう」
譲は、涙を流して嗚咽をこらえた。
「ええ? 譲、そんな、泣くほどだった?」
「うん……だって、誰も認めてくれないからさ。就職だって一般企業にほぼ決まってるし。親父には、お前だけは、まともに就職しろって言われて」
譲の目からとめどもなく涙が流れるのを、隼人があっけにとられたような目で見ていた。
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