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部屋に入った俺は、自分のバッグの方へ行ってバッグを開けた。
取り出したのは、スマホと財布、バッグにつけてた小さめのライト。
ライトを常に装備とか俺すげえwww
ホルスターが両サイドについてるからズボンのポケットは使えない。さらに右手にも銃を持ってるから右手も使えない。
スマホはワイシャツの胸ポケットに、財布はズボンの尻ポケットに押し込む。長財布だったから少し飛び出るけどいつものことだから気にしない。
そこて改めて自分の服装に目をやった。
ワイシャツに制服のズボン、部活のシューズ。
シューズに関しては使い過ぎてかなりすり減っている。
「ちょーすり減ってるし……あー、新しいの買わなきゃじゃんww」
てかなんでバスケのジャージはないの?wwあ、別のバッグに入れてたんだっけwwww
てか、俺なんでこんな神メンタルなんだろww我ながらすげえw
壁を背にして座り込む。この状況でヘラヘラと笑えるのはホントにすごいと思う。
「いやー、ほんと凄いってwwホントに……」
俺、ホントに人の血流れてんのかね。
声に出さないかわりに、ハハッと乾いた笑いが漏れた。
さっき見た化け物を思い出す。
でかい図体に小さい頭。
ゆらゆらと歩く度に不自然に揺れる首。
俺の勘が当たってるなら。
……いや、当たってて欲しくない。
だから、当たってないのを確認するためにも、また行かなきゃいけない。
当たってて欲しくないけど、当たってるなら。
そしたら、俺がする行動は一つ。
覚悟を決めて、俺は立ち上がった。
すると、まるでデジャヴのようにドアが開いて真ちゃんが入ってきた。
「赤司が呼んでいるのだよ。」
ホント、タイミングいいなww
「あいあい、今行くぜぃ!w」
軽くステップを踏みながら俺は真ちゃんの後を追って部屋を出た。
「今からもう一度探索に行きたいと思う。」
全員が揃ったところで、赤司がそう言い放った。
「今回も僕が選ばせてもらった。なるべく同じものが行かないようにローテーションしたいと思う。」
そう言って赤司が呼んだのは今回も四人だった。
黄瀬。
氷室。
火神。
そして俺。
「…って俺ぇ!?www」
待って待ってww俺さっきも行ったけど?w
「理由は二つだ。一つは一人経験者がいた方がいいと判断したからだ。もう一つは先程の探索でも化け物を見つけたのは高尾だけだったからだ。先程は言い忘れていたが、高尾は自分を中心とした少しの範囲なら見てなくても分かるホークアイという能力がある。危険を回避するには高尾のそのホークアイが必要になる。できれば行って欲しい。」
俺の意図を読んだように告げた赤司。
「ま、しゃーねーかw」
俺は優しいから行ってやるよwww
こうして、二回目の探索メンバーが決まった。
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