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俺達はエスカレーターから二階に上がることにし、とりあえず真っ直ぐ歩いた。
途中、俺が化け物と戦闘したところは血だまりになっていて、その血は遥か向こうに続いていた。
それからその化け物が生きていることが十分に分かったが、怪我もしているし今回の探索は目的があるからということで後回しにした。
「そろそろエスカレーターだから、周りに気をつけて。」
「はい、でも全然見えませんね。」
「そーお?俺は結構見えるよ??」
ほー、紫原は夜目が利くんだな。優秀優秀www
そんなことをしているうちにエスカレーターが見えてきた。
「ゆっくりでいいから音を立てないように。この暗さだから、化け物の聴覚が発達しててもおかしくない。」
一段ずつゆっくり上り、数分かけてエスカレーターを上りきった。
足がwwつらたんwww
すぐに周りを確認する。今のところはまだ化け物はいない。それでも、油断は禁物だ。
「二人共武器持って。二階はまだ行ったことねえし、おそらく何体か化け物がいるはずだ。もしかしたら物陰から出てくることだってある。」
俺が最初に見た化け物がいたのも二階だからね。
そう言い加えて、俺も銃を持ち直した。
うわwww俺汗ばんでるwwwww
とりあえず一周しようということになり、そろそろと歩き始めた。
緊張で無言が続く。お陰で息の音がやけに大きく聞こえた。
「……そうだ、テっちゃん。」
「?はい?」
思い出したように口を開く。今更だけど、順番はテっちゃんが真ん中で後ろが紫原、前が俺になっている。
「帰ったらさ、赤司に俺のことは信頼しない方がいいって報告してくんね?w」
驚いた様子の二人を振り返り、笑ってみせた。
あ、やべ前見ないとwww
「俺さ、テっちゃんとか紫原達に言ってないことも結構あるし、その殆どは言うつもりないからさww俺のことを敵視しろってわけじゃないけど、信用し過ぎるのもよくないんじゃない?wって話よwww」
「…それって、俺達を騙すつもりってこと?」
鋭くなった紫原の声にまた笑う。
発想が深刻すぎるなww
「騙すつもりなんて全然ねえよw嘘もつかない。まあ、超私的なことに関しては嘘つくかもしんないけどww」
それに、と言い加える。
「この状況下で人を信用し過ぎるとかなり危険だと思う。命が危険にさらされるこの状況で、今まで通りみんな仲良しってのも難しいかもしれねえし。」
まるでブーメランのようだwww
それでも、俺の意見はかなり的を得ていると思う。
だからこそ、テっちゃんも紫原も何も言えないんだろう。
「それでも、俺はお前らを全力で守るから。言えないことがあっても、曲げなきゃいけない真実があっても、これだけは曲げないから。」
あ、コレあれじゃね、超かっこいいセリフじゃね?www
「…まあね!wお前らは心から信頼し合ってるっぽいし、そんなに心配しなくてもいいんじゃね!?wただ、その可能性もちょーっと頭に入れとけって話だよwwww」
雰囲気ぶち壊しwwwwwwww
気を取り直して歩き始める。少し気まずい感じの空気が流れてるけど、そこはもう気にしないことにした。
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