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replay
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ホールには火神と桃井さん、黄瀬、青峰、氷室がいた。
つまり、帰ってきてないのは赤司と真ちゃんのチームだけ。
ビリじゃんwwwww
青峰達のチームは今しがた帰ってきたようで、肩で息をしてるところを見ると化け物と遭遇したようだ。
氷室だけ肩で息してないしww
「…おお…テツたち、か…」
何があったか、何と遭ったか聞きたかったが、赤司のチームが帰ってきてからにしようと思いなおす。
俺も座りたかったけど、なんか氷室がすごい警戒してくるから小部屋で休むことにした。
「……おい。待て。」
小部屋に向かおうと足を踏み出した瞬間、氷室に止められた。振り返って氷室を見ると、なんかめっちゃ睨まれたw
「なぜ向こうへ行こうとする?」
「……休もうと思って?」
「ならここで休めば?」
「…アーウン、ソウダネ…」
ここじゃ休むどころかストレスが溜まるんだよぅ!!ww
てかそんな睨まれて警戒心丸出しで言われて普通に休めるわけねえだろw
と思ったが、その素振りを見せるわけにも行かないから笑いながらその場に座った。
((-x- ))(( -x-))シーン
そら見ろ!みんな休めねえじゃねえか!w
それでも小部屋に行こうとしたらまた氷室に止められることは確実だし、言い出すことはできなかった。
「……はぁー……高尾?だよな。お前、アレだ。なんか俺らに隠してんだろ。」
「ほぇ?」
うわ!ちょー変な声出た!w
青峰を見ると、とっくに体力も回復したらしく、かなり面倒くさそうに頭をガシガシとかいていた。
「俺は赤司とかそこの氷室って奴らみてーに探り合うのとか無理なんだわ。だから口出さねーようにしてたんだけどよ、てめぇら見てるとムカつくんだよ。」
すいませんねーw俺は探り合う気ゼロだけどなwwwてかそこ重要だからなwwww
「まーまーwwいいじゃん警戒したままでもさw緊張感はあった方がいいし。」
「つまり言うつもりはねーってことだろ。」
うっ……ww
何コイツ鋭い。しかもグイグイくるし。
かなり要注意人物じゃねえか。
何も言うことなくてとりあえず笑う。もうこれしかないw
てか、面白い話でもなければお前らが聞いて何になる話でもねえんだよ。
警戒心丸出しで何もかんも疑うのは構わねえけど、無理矢理でも聞き出そうとするのはどうなんだよ。
俺そういうの大ッ嫌い。
あ、ヤバイ。俺今イライラしてる?
落ち着け落ち着け。ほれほれヒッヒッフーw
……んー、ムカムカするわ。
やっぱさっき我慢すんじゃなかったなー。
あー、今から行っちゃおっかなー…
急に笑顔が消えたからか、それとも雰囲気が変わったからか、黄瀬とテっちゃんが動揺してるのが見える。
でもごめんな、今笑えるような状態じゃねえんだわ。
立ち上がって銃の状態、弾が入っているかを再確認する。
警戒して氷室と火神が立ち上がったけど、無視。
「何をするつもりだ。」
少し怒りも含んだような氷室に視線を向ける。面倒くさくて、イライラして、きっと今かなり冷たい目になってる。
「…やっぱさ、無理だわ。」
口に出して改めて無理だと思う。
うん、無理無理。
「なんとなく合わせてどーにかしようと思ったけど、無理。お前らホント甘チャンすぎてイライラする。」
トリガーに不備を見つけて、カチャカチャと直す。
脱出とか、探索とか。
なんか、同属嫌悪とか、そんな感じ。
銃の確認も終わって、俺は無言で扉の方へ向かった。
「どこに行く!」
またしても氷室が叫んで、うるさくてたまらない。
なんだろ、俺。そんなにストレス溜まってたのか?
「俺もお前らに干渉しないから、お前らも俺に干渉してくんな。これ、頼みじゃなくて交渉だから。」
「交…渉…?」
桃井さんが怯えながら呟いた。
あ、いたんだけっけ。悪いことしたな。
扉を開けながら後ろを振り返る。全員がそれぞれの表情でこちらを見てくる。
「そ、交渉。脱出するにしても何にしても一緒じゃなきゃいけない理由なんてないだろ。だから、邪魔とかしないから邪魔すんなって意味。」
「……もし邪魔したら?」
氷室を睨む。睨んで睨んで……パッと笑ってやった。
「……さあ?」
そう言い残してホールを出て、扉を閉めた。
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