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replay third
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……で、どうしよう?w
喫煙室に戻る?
いやそしたら喫煙室囲まれたら終わりになっちゃうじゃんww
他の階に逃げる?
上……は絶対ダメだ。危険。
下……は真ちゃん達がいるからダメ。
あ、でも二階なら大丈夫か?
このまま逃げ続けても捕まるだけだし、そうするしかない。
適当に逃げて、そしたらまた喫煙室に戻ってくればいい。
「決ーまりっ!w」
ぐるぐると回っていた道を外れ、ちょうどそこにあったエスカレーターを全速力で駆け下りる。
音とか気にしてたら捕まるわwwwww
『グギィィィイイイイイイ』
ドシャッバキッグチュッ!
エスカレーターを下りきってちらっと振り返ると、化け物(×2)は足を踏み外したのかエスカレーターから転げ落ちてるところだった。
あー、もう二匹なのか一匹なのかわかんねえよwwぐっちゃぐちゃwwwww
とりあえず追いかけてこないうちに逃げる、逃げる、逃げまくる。
真ちゃん達いま外に出てねえよな。
出てたらまずいな。
また助けなきゃ、か?w
きゃーwwwwww
吹き抜けから下を見てみても誰もいなさそう。
………って、ん!!??
え、ちょっとあれ?なんで?
もしかしてヤバい系?
俺の視線の先には、かなり最初の方で俺が重症にしたはずの化け物がいた。
怪我なんてまったく見えないし。普通に歩いてる。しかも、ホールに向かって。
血痕あったし逃げたのは分かったけど、もう回復?w
早えよ、それは。
そんなんじゃあ、真ちゃん達出てきた瞬間殺されちゃうじゃん。
「……ダメだ。」
あれ、おかしいなw
ついこないだまでは、どうでも良かったはずなのに。
なんで?w
「……くっそ!」
後ろから追いかけられてないのを確認してから、非常階段の方へ走る。
もーホント、何必死になってんの、俺。
頭の中で、冷静な俺が言ってる。
それより先にやること、山ほどあるだろ。
ほっとけ。あんな奴ら。
確かにその通りだ。だって俺には、時間がない。
でも、
「んなことできっかよ!!」
理由?そんなもんさっぱりだ。
あるとしたら、きっと真ちゃんだったから。
ハァ?って思われても、俺も分かんねえから分かんねえ。
とにかく、放っとけねえんだ。
化け物の背中が見えてきて、俺は銃のハンマーコックを押し倒した。
わざとバッドを地面に叩きつけて音を出す。
相変わらず、キモいほどの反射で振り向かれた。
……ナメんなよ。
二回も同じ間違いをするほど、俺は馬鹿じゃねえんだ。
「ぉらぁぁあっ!!」
銃声とバッドの鈍い音が、モールに響き渡った。
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