歪んだ大人と青年のお話。


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自身の異常性癖(パラフィリア)
に苦しむ青年「私」と

私と小学生の時から
身体を重ねている
孤独な大人「僕」


2人のサドマゾを描いた短編集
僕と私の続編です

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登場人物

■私／小林悠／きみ■
主人公。一人称は「私」。二人称は「あなた」。大学進学と共に地方から上京した真面目な青年。２４歳。同性愛者だが両親とお世間のカモフラの為に大学生活中に彼女を作る。就活戦線をくぐり抜け無事超大手広告代理店に営業として入社。社会人歴はもうすぐ３年になり、順調な仕事ぶり。彼女とも婚約をし、婚約指輪をはめている。４年目には結婚予定。黒髪黒目色白。本当は眼鏡が好きだが彼女の好みに合わせてコンタクトを着用。仕事も恋愛も極めて順調、はたから見たら人生の勝ち組。だが、実際は日常生活に支障が出る程のマゾヒスト(高校時代、メール調教で尻にディルト突っ込んだまま授業出た挙句そのストレスで倒れたり)で、自分の性癖に強烈なコンプレックスを抱き嫌悪している。この性癖を隠し通して一生を終えるつもりだったが、僕と再会する事で激しく揺らぐ。高校時代唯一この性癖を理解して寄り添ってくれた相手が僕だったが、大学進学と同時に一方的に縁を切ったため、僕には負い目を感じている。

■僕／西村順平／あなた■
第二主人公。一人称は「僕」二人称は「きみ」。地毛の金髪を黒く染めている長身細身の３４歳。整った顔立ちと穏やかな笑みで周囲を魅了する。私と偶然空港で再会した事をきっかけに、私の職場の近くで飲食店を経営することに。昼はカフェダイニング、夜はバーとして経営。こじんまりとした店構えだが、そこそこ繁盛している様子。私とは私が小学生の時からの付き合い。私の初体験の相手でもある。衝動的で、本能に忠実。相当のサディストだが、私以外にはひた隠しにしているので周囲からは優男だと思われている。私に大学進学と同時に裏切られ、そのショックから荒んだ生活を送り、オランダにて大麻中毒に陥る。数年日本とオランダを行ったり来たりしていたが、いい加減死にそうになったので日本に帰国し大麻断ちすることに。そこで偶然私との再会を果たし、現在に至る。結婚する前に全てをなげうってでも私が自分を選択するよう、全力を尽くす決意をしている。


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＊1話完結型なので、どこからでも読めます。

＊一応この話からだけでも楽しめる様書くつもりですが、前編である「僕と私」を読んで頂いた方がよりお楽しみ頂けます。

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比較的発言がきれいな創作垢:‪@kireina_homoko ‬

2016.12.21