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過去…2
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振り上げられたナイフ…
条件反射で避けた。
けど、恐怖で硬くなっていた体では思うように動かず…
じわりと赤く染まる服。
そして、傷口を抑えた手の隙間からポタポタとこぼれる赤い生温い液体…
ズキズキと痛む脇腹にできた傷…
「コイツ避けやがったw」
「どうでもいいからとどめを刺せよww」
「そうだな」
じわじわと俺との距離を詰めてくるナイフを持った男。
俺はゆっくりと目を閉じた。
もう、何も聞きたくない。
もう、何も見たくない。
これは現実じゃない夢だと…
そして、ヒュッと空気を切り裂くような音が聞こえた。
ナイフを振り上げた音だろう…
覚悟を決めた時…
パンッ
発砲音とともにガチャンと音を立てて落ちたナイフ。
俺には何が起きたのか分からなかった。
「大丈夫か!?」
俺が気を失う中見えたのは警官の服。
その時、俺が思った事は…
なんで助けたの?
ただ、それだけだった…
※作者です…
過去の話は短く区切っていきますm(_ _)m
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