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過去…5
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この家を出る事はすぐに出来た。
夜中の3時を回った頃…
全員が寝静まる、静寂の中で俺は必要最低限の荷物を片手に初めてこの部屋を出た。
広い廊下。
ここは何階なのか。
ここはどの場所に位置するのか。
それすらも分からない。
けど…
俺はここからこの場所から出る。
俺は監視カメラ、赤外線センサーに注意しながら1階まで降りた。
多分、窓を開けたらセンサーが反応するだろうな…
俺は、持ってきていたパソコンの電源を入れるとハッキングでこの家のセキュルティを全てオフにした。
きちんと3分後にはオンになるように設定してね。
俺はセットした瞬間、窓を開け外側から鍵をかけるのは不可能だから窓を閉めるだけ閉めた。
そして、持っていたパソコンを膨大なウイルスで荒らして元々自分が居た部屋から垂らしておいた紐でパソコンを部屋に入れて…
俺は、この家の敷地外まで走った。
何もかも忘れる為に…
門を飛び越えて、調べた通りの道から駅まで行った。
そして、近くで休めそうな所を探して一夜明けることを待った…
一夜明けて、お金を日本円に替えた。
そして、お金が続くまで電車に乗り続けた。
あの家から遠くに…
ずっと遠くに…
そして、辿り着いた駅…
その駅の近くに氷見さんのお店のバー「闇の中の月」があった…
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