アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
実は…?
-
少しばかり話は遡り…
実哉やで〜
朝食会場に入ってすぐ…
亜「…ねぇ、実哉」
亜芦に話しかけられ…
実「なんや?」
返事をすると…
亜「…ちょっと、行ってくる!」
と言って人混みに消えていった亜芦…
実「ちょっ、亜芦…」
俺の制止の声も虚しく…
多分、皆がバラバラになったのはそれからやと思う。
徠「俺も行ってくる☆」
亜芦に続き、イクが人混みに紛れ込み…
柚「ちょっと、イク!?」
イクの後を追いかけるユー。
華・麻「僕達もー!」
双子書記…
雅「面白そう」
会計…
という感じでどんどん皆の居場所が分からなくなり…
残った俺と会長と副会長。
実「皆、行ってしもうたなw」
泰「全員、ハグレたな」
胡「こんな事になるなんて想像してなかっよ…」
泰「そうなのか?」
胡「そうだよ。一人は問題児だけど他は委員長と副委員長と生徒会。一様、クラスの代表と学校の代表の一員だよ?それなのに…はぁ…」
亜芦は問題児なんやなww
それに一様って言うたやんww
泰「ふーん…じゃあ、俺もハグれるよ」
胡「は?」
初めて見たわぁ…
笑顔でハグれに行く人…
胡「泰千の性格忘れてた…」
実「会長の性格がどうかしたんか?」
胡「泰千は面倒くさがり屋で僕に迷惑かけて面白がるんだよ」
何とも言えん性格やなw
実「どないするん?」
胡「僕は泰千を見つけて躾をしてくるよ。ギリィはそー君を見つけてくれる?」
実「せやな。亜芦、探してくるわ」
胡「それじゃあ、後でね」
副委員長…
サラッと躾してくるって言うたで…
まぁ、俺は良えんやけどww
さてと、亜芦を探さなあかんな。
ひとまず、チョコ類が置いてあるところらへんから探すかな…
しかし、人も多けど料理も凄い量やなぁw
この会場デカイし…
亜芦、小さいから見つけるの大変そうやな。
ひとまず、チョコ料理を基準に端から探した方がええな…
数分後…
一通り見て回ったんやけど…
なんでやろうなww
見つからんなぁww
案外、出入り口らへんにいるかもしれへんな…
そう思い行ってみると…
おったww
出入り口の近くの壁に背を預けて、小さく縮こまっている亜芦を見つけた。
これは見つけようにも見つけにくいわw
俺は亜芦に近付く。
実「あーろww」
声をかけるとバッと顔を上げ…
亜「実哉!」
俺の名前を呼び、抱きついてきた亜芦。
亜芦の肩は小刻みに震えていて…
実「亜芦、なんで泣いとるん?ww」
亜「…何でもない!」
何でもないわけないやろww
実「そーかそーかww」
落ち着かせるように亜芦のさらさらな髪を梳くように撫でる。
少しして亜芦に声をかけた…
実「落ちついたか?」
亜「…うん」
まだ、抱き着いたままやけど少しは落ち着いたみたいやな…
亜「…実哉も1人なの?」
ふと、顔を上げて聞いてきた亜芦。
実「せやでww」
無自覚はツラいなぁww
泣いた後のせいかほんのり頬が紅く、上目遣いって…
なんの試練やろうかw
俺もなんだかんだで亜芦に依存しとるかもなぁww
離したくないし、離れてほしくない…
愛しい…
もっと甘えてほしい…
こんなん思うなんて…
俺も相当、落ちたもんやなww
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
166 / 246