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体育祭2
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跳んで走って跳んで着替えて跳んで?
って何?
俺は答えを求めるために思わずユーの方を見てしまった。
柚「そー君、トラックのなかを見てw」
俺はユーが指した方に目を向ける。
柚「跳んで」
高跳びして…
柚「走って」
10メートルくらいの距離?
柚「跳んで」
また高跳び…
柚「着替えて」
ボックス型の更衣室…?
ん?
亜「…着替えるの?」
柚「うん、着替えるのwあの中に服が入ってるのw」
亜「服?コスプレ?」
柚「うん、まぁコスプレかなwそー君、裏サイト知ってるよね?」
それって…
亜「…魔美谷学園裏サイトのこと?」
柚「うんw夏休みの期間に裏サイトで誰に何の衣装を着せるかっていうアンケート調査があったんだよw」
亜「…アンケート調査?でもそれって、そういう種目に出る人だけでしょ?」
柚「そー君、残念だけどそうじゃないんだよw」
えーっと、どゆこと?
訳わかんなくなってきた…
柚「全員一度はコスプレするんだよ、平等にね?w」
一度はって事は…
亜「…二度あるの?」
柚「あるよw大体、1人1~3種目は出るでしょ?それで1人1回はコスプレする様に組まれてるから一種目しか出ない人は必ずそれが着替える競技だということは分かるけど3種目でる人からすれば…」
亜「…3回着替える場合もあるって事?」
柚「そういう事wまぁ、毎年種目名違うからどこで着替えるかわかんないんだよねぇw」
亜「…でも、何に出るかって先に聞かされてなかった?」
柚「あれ、種目だけだよ?その競技がどういう風にどういう形でやるかはその時その場でしか分かんないよw」
えっ…ちょっ…待って…
体育祭ってなんだっけ…
柚「ちなみに僕、去年はハードル走で走りながら着替えたよw」
えーっと、つまりそれって…
亜「…生着替え?」
柚「うんwハードルとハードルの間に服があって脱いでは着替えてを繰り返してで結構大変だったよw」
ほんとにハードだな…
うん…
なんか、もう嫌なんだけど…
ものすごく帰りたい…
その頃、徠楠は…
えーっと、跳んで走って跳んで着替えて跳んでだっけ?
もはや、高跳びじゃないよね…
あ、✩はry
4人ずつ高飛び?走る?のか…
スタート→高跳び→ちょっと走る→高跳び→ボックス型の更衣室で着替え→高跳び→ゴール
って感じかな…
このセットが4つスタート地点からたてに用意されてる。
高跳びってさ、高さを競う競技じゃなかったっけ?
というか、高跳びのマットがないよ…
『それでは、第一種目の「高跳び」についての説明をさせていただきまーす!』
放送部の説明をまとめると…
高跳びの高さは全て90cmで設定されていて、両足で跳ぼうが片足で跳ぼうが自由。
まぁ、90cmだから早々なことがないかぎり跳べないって事はないかな。
スタートしたら、まず高跳び、走って、高跳び、そしてボックス型の更衣室に入る。
着替えはそれぞれのボックス型の更衣室に服が入ってるからそれに必ず着替える事。
着替えたら、更衣室から出て最後の高跳びをしてゴール!
って感じかな…
特に難しいことはないかな?
ただ問題なのは着替えだ…
去年、俺が着たのは…
うん、思い出すのはやめとこ…
もはや、黒歴史だ…
さて、そろそろ競技が始まるかな?
基本、皆同じ格好。
白シャツにハーフパンツ。
着替えやすいためにね!
俺が走るのは6番目!
だから、まだ時間はある!
『それでは、選手の皆さんの準備が終わったところで、始めたいと思いまーす!第一走者の皆さんスタート地点におならびください!準備はいいですか?それでは、いちについて…よーい…スタート!!』
放送部の合図とともに第一走者が走る。
『トップに躍り出たのはAチームの選手、僅差でDチームの選手ですねー!残りのFチームの選手とHチームの選手も頑張ってください!おっと、早速Aチーム、Dチームの選手が着替えタイムに入りました!残りの2チームも入りましたね!さぁ、誰が覚悟を決めて出てくるでしょうか…』
という感じで放送部が実況をしている。
例え、ボックス型の更衣室に一番最初に着いたとしても、その服を着て皆に晒す覚悟がなきゃ意味がない!
『おっと、1番最初に出てきたのは…Fチームの選手ですね!これは…魔法少女かと思いきや魔法少年ですね!可愛らしい!続いて出てきたのはAチームの選手!ブルマです!ブルマです!ふつくしいお脚がぁ〜!っと続いて出てきたのはDチームの選手!チャイナ服です!これはなかなかお似合いですね!さて、ラストに出てきたHチームの選手!バニーガールならぬバニーボーイだ!網タイツ最高ですな!』
まぁ、終わったら皆顔真っ赤だよね…
やりたくないなぁ…
とか思ってたら、あっという間に俺の番になってしまった。
『さて、第6走者目ですね!おっと、これは受けで有名な二葉徠楠様ではないですか!これはお着替え後が楽しみですね』
だから、嫌なんだよぉ…
受けで有名なってどうゆう事だし…
こればかりは俺でも泣きたくなる…
とか、言ってられない!
頑張って、一位をとってユーに褒めてもらうんだ!
『それではまいります!いちについて…よーい…スタート!』
俺は合図とともに走る。
うん、走ってるつもり…
だが、俺は頑張る!
跳んで走って跳んで走って、ボックス型の更衣室に到着!
俺は中に入り、逃げ出したくなった…
再び亜芦へ…
イクがスタートした。
知ってはいたけどさ…
亜「…ほんと、足遅いね」
柚「まぁ、イクだしねw」
『さて、4チームの選手が更衣室に入りました!さて、誰が最初に出てくるでしょうか!』
俺もこうやって実況されるのかな…
始まったばかりだけどすごく帰りたい。
『おぉ!これは二葉様が出てきました!猫耳メイドですね!さすが童顔!似合いますね!そして続いて出てきたのは…』
さすがといえばさすがかな…
普通に似合うよね…
柚「僕、ちょっとイクを迎えに行ってくるねw多分、あれ泣くと思うからw」
亜「…あのイクが泣くの?」
柚「イクにとって、女装は若干トラウマがあるんだよw」
トラウマね…
亜「…いってらっしゃい」
柚「うん、行ってくるよw」
そう言って、ユーは行ってしまった…
俺が出るのは5種目目とラストの種目…
まだ、時間はあるけど少しこわいなぁ…
作者です!
ギリギリの1日遅れですが、あけましておめでとうございます(`・ω・´)ゞ
かなりの亀更新で申し訳ないです…
それでもお気に入りなどに登録して下さってる皆様ありがとうございます。・゚・(*ノД`*)・゚・。
今年もよろしくお願い致します(*・ω・)*_ _)ペコリ
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