アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
体育祭8
-
騎馬を組むために俺たち4人は一旦チーム別にわかれた。
そして、遂に始まったラスト種目の騎馬戦。
一騎対一騎で戦うらしい。
基本はハチマキを奪った方が勝ちとかそういうルールだったはずだけど…
『相手の騎馬を崩した方を勝利としまーす!「着替え」なら何をして貰っても構いません!ただし、相手を押すことを禁止します!一騎二戦です!戦う相手は事前にこちらで振り分けさせていただきました。それでは一戦目を開始したいと思います!』
一騎二戦か…
相手の騎馬を崩すっていったいどうすればいいんだ?
それに押すこと禁止って…
てか、「着替え」ならって何…?
柚「そー君、大丈夫?w」
正直いうと…
亜「…大丈夫じゃない」
柚「だよねwまぁ、今回の騎馬戦の騎手の着替えにこういう謎のオプションがついてる意味が少し分かった気がするw」
そう言って、ナイフを取り出しクルクルと手で遊ぶユー。
亜「…?」
俺は疑問に思い、首を傾げる。
柚「脅しだよ、脅しw」
あ、脅しね…
騎馬戦で脅すってもはや騎馬戦じゃなくね?
というより…
亜「…脅しって言っても、俺は何もないよ?」
柚「そー君の場合は身体じゃない?w」
えーっと…
か、身体?
身体を使って脅すって何!?
亜「…か、身体を売れと…」
柚「違う違うwそー君の服、肌出てる所多いでしょ?w」
亜「…う、うん」
柚「まぁ、一言でいえば色気で戦えって事だよねw」
亜「…色気!?」
色気で戦うって何!?
グラビアアイドルみたいにアハーンうふーんってポーズをとれと!?←
騎馬戦なのに!?
柚「まぁ、そんな難しく考えない方がいいよw」
いや、もう遅いでしょ…
色気で戦えって言われた時点でもう難しく考えちゃったから…
でも、やるしかないんだよね…
『一試合、同時に四組、合計8騎で行わせていただきまーす!それでは、1組目から発表します!1組目は………』
放送部の人がどんどん1組目から発表していく。
俺はただの自分の騎馬が呼ばれない事を祈ってるだけ…
『そして、4組目はCチームの――選手の騎馬とAチームの跡豪様の騎馬となります!それでは今、呼ばれた皆様、準備をお願いしまーす!』
ユーか…
自分じゃなくて安堵した…
てか、なんで様呼びなの?
皆、選手なのに…
まぁ、いっか!
柚真side
まさか、一試合目からあるとは思わなかったよ…
まぁ、いいんだけどね。
どっちにしろ、やらないと終わらないしw
土台は3人でつくる。
僕は土台の人に話しかける。
柚「3人とも重いからもしれないけどお願いねw」
「いえいえ、柚真様を持ち上げることなんて余裕ですよ!」
「日頃から鍛えてるんで!しっかり支えます!」
「何があっても崩させません!」
屈強な男3人。
全員ノンケ。
どんなに言い寄られてもゆらがないと有名な3人だ…
まぁ確かにルックスはいいもんな、3人ともw
「さ、柚真様どうぞ」
スッと騎馬を組んだ3人が僕が乗りやすいようにしゃがんでくれた。
柚「じゃあ、3人ともよろしくね?w」
「はい!」
「ういっす!」
「勝ちましょう!」
僕が乗ると3人が阿吽の呼吸で立ち上がる。
『それでは、8騎全部の騎馬組み終わったようなので開始します!』
「動きますね」
柚「いいよw」
戦う位置へ並ぶ。
僕のお相手さんは可愛い系の男子で。
まぁ、イクには劣るけどねw
やっぱり、どこの騎馬も土台は体つきがいいなw
さて、そろそろ集中しないと…
『崩せば勝ちですよ?位置について…よーい………スタート!!!!』
始まった…
ひとまず、前進して相手に近付く。
「…ゆ…柚真様……///」
ん?
えーっと、これは早く終わりそうな予感が…
柚「ねぇ、騎馬崩してくれないかな?w」
僕はスッと相手に体を伸ばし近付き耳元でボソリと呟く。
「さ、さすがにそんなことはしませんよ/////」
僕はスッと離れる。
柚「そりゃ、そうだよねw」
そう言って、にっこりと微笑む。
あらら…お顔が真っ赤だ…w
熱あるのってくらいw
これはもう一押しかな?
僕は前髪をかきあげて、ペロっと下唇を舐め、再び相手に近付き…
柚「ねぇ、いいでしょ?」
少し、声を低くして相手の目を至近距離で見つめる。
「あ……う…それは…/////」
あと、少し…w
シュルっと自分のネクタイを引き、少し前をはだけさせ…
柚「ダメ?」
首を傾げ、聞く。
「…い……いです…/////」
ふらッと相手の騎手が後ろ向きに倒れていく。
それは土台が支えるから落ちることはないだろう…
今更だけど土台の人達は支えてるだけで手出しは禁止ねw
まぁ、土台を崩すか騎手を落とすかってとこかなw
『早速、勝負がついたようですね!4組目のCチームの騎手が意識を失ったようなのでAチームの跡豪様のチームを勝者とします!』
ワーッと歓声が上がる。
一部始終を撮影され大画面のスクリーンに映されてたと思うとなかなか恥ずかしいものだねw
柚「3人とも支えてくれてありがとねw」
「いえいえ」
「お気になさらず」
「はい!あと一戦頑張りまょう!」
僕はおろしてもらい、そー君の元へ向かった。
亜「…お疲れ」
柚「ありがとwそー君、大丈夫?w出来る?w」
亜「…出来るわけがない」
そー君はフルフルと首をふり、俯く。
まぁ、そうだよねw
柚「うん、まぁ、頑張ってw 」
それしか言えることないしw
亜「…うん、ひとまずやってみる」
コクリとそー君は頷いた。
『第一試合目が終わりましたので第二試合目を行います!1組目はDチームの二葉様の騎馬とFチームの――選手の騎馬。2組目は…………4組目はBチームのーー選手の騎馬とDチームの片桐様の騎馬となります!それでは準備をお願いしまーす!』
イクとギリィか…
これはなかなかの見物になりそうだなw
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
200 / 246