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君という玉『ギョク』俺だけの玉『ギョク』完結番外編更新中
サスケ
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数秒の沈黙の時を破ったのはナルトだった。
「わかってる…………わかってるけどっ!諦められねぇ
シカマル………頼む。なんとかならねぇかな…」
目をぎゅっと瞑って頭を下げる。
ナルト………
――皆、ナルトから目を離さぬままシカマルの回答を待っていた
「………………今すぐ、出発するぞ。
目的地は任務の村だ。真っ直ぐにな。……………全員わかったな?」
やはり、シカマルの答えは任務優先だった。
「…………ええ、わかってるわ」と、真っ先にサクラは返答する。
ただ、その表情は誰が見ても憤りとサスケに会えない悲しさで溢れていた。
皆、店の外とへ向かうが、ナルトは机から離れない。
「おいナルト、いい加減にしろ。
………これは俺の指示だ。チームとして誰が欠けてもダメだ。
単独行動の末、何かがあったら只ではすまない。お前自身だけじゃない、皆の危険にも繋がりかねない。そうだろう?」
「そんなの…………わかってるってば…。」
流石のナルトも折れて、暗い表情で外へ向かう。
――シカマルは全員のまえに立って言う。
「悪いが、サスケのところへ行かせるわけにはいかねぇ。
……だが、サスケの存在に気づいちまったなら話しておかねぇとな。」
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