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明立学園大学①
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一般教養は全学部共通。
よって、受講者が多いため大教室。
一番後ろの席の一番端。
二人で座って授業の開始を待っている。
「なんの授業なのー?女子多すぎー……うぅ。」
「だから、ここに座ってやっただろ。」
螢はホントに女が苦手だ。
いくら同性愛者だからって。
ここまでのやつは滅多に居ないと思う。
「まぁいいけど、それよりさぁ…、」
一応、ルーズリーフとペンケースは出す。
ノートさえ取ればテストはいける授業だ。
「お!梓季ー!次、ここ!?あ、市原もおはよ。」
言葉を遮られて螢のオーラが黒くなる。
見なかったフリをして。
声の主に軽く手を挙げた。
「おはよ、翔は?」
「おれ一個前がここだった~出るとこ。」
「そっか、なんかゼミ違うから時間合わないし、
全然遊んでねーよな。お前短期行っちゃうんだろ?」
「おー、再来月からカナダだわ。」
「行く前に飲み行こー、メールして。」
「わかった。………市原は相変わらずだなー。」
黒いオーラが無くなったと思ったら。
オレのルーズリーフが。
落書きだらけになっている。
苦笑しながら。
じゃぁな~と次へ向かう翔。
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