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区切り。
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焦点が合わなくなってきて、長く息を吐き出した。
しがみついていた腕からも力が抜けて。
だらしなく開いた脚だけがガクガクしたまま。
「っひ、ああ…中、熱ぃ…や、ぁあああッッ!」
指が抜かれ、穴が閉じきる猶予もなく性器を突っ込まれる。
内壁はぴったりと琉依のちんこにまとわりついて。
「はっ、スゴいね…緩いかと思ったらちゃんと締まるんだ。」
「あ…んっ、ちゃんと…奥まで入れ、てッ!」
「はいはい、梓季はここばっかりが好きだよね?」
ぐぐっと腰が進んできて的確に前立腺を掠める。
疲れているはずの体はまた熱をぶり返し、
小振りの性器からは先走りがダラダラと流れ出す。
「ん、そこ、好きっ…ぃ、あああ、あぁ、ぅ…んん!」
「梓季のえっち。」
ゴリゴリと断続的に押し潰され、爪先がピンと張る。
それと同じリズムで乳首を捏ねられ急速に促される射精。
「ふふ、締めすぎ…イきそ。っ。」
「出して、っ、いっぱい出し、て…あああぁぁ、イく!!」
ぎゅ、と乳首を引っ張られて中を締め付ければ、
自分が精を吐き出すのと同時に琉依も息を詰める。
余韻に浸り荒く呼吸を繰り返す。
「琉依に、虐められるの…興奮しすぎてヤバイ。はぁ、っ。」
「どれだけドMなの。おにーさんらしくしてよ。」
茶化すみたいに言われて眉が下がる。
おっしゃる通りなんだけどね。
琉依に腕を伸ばし、熱の残る体でしなだれかかる。
「風呂まで運んで。」
「わかりました、お姫様。」
「もう、怒ってねぇ?」
「怒ってないよ。さすがに、
3Pさせられるとは思わなかったけど。」
「耐えてる琉依に萌えた。」
「気持ち悪いこと言わないで。あ、そういえば。」
「ん?」
「週末、南ん家に呼ばれてるから泊まり。居ないから。」
「えー…マジかぁ。暇なのに。」
「梓季の予定が空く前から決まってたの。仕方ないでしょ。」
「………浮気者。琉依のばか。」
「子ども過ぎだよ。オープンな浮気なだけ良くない?」
「うわ、めっちゃヤる気だし。サイテー。」
「はいはい、勝手に言ってなさい。」
もやもやするけど仕方ない。
こんな形にしてしまったのは自分だから。
運ばれる間、ぎゅうぎゅう抱きついて鼻をすする。
泣くくらいなら早く兄さん離れしてね、と。
耳元で囁かれて子どもの反抗みたいに琉依の耳をかじる。
「僕が18になったら、嫌でも離れてもらうから。」
脱衣場に座らされ首をかしげた。
「18になったら家出るから、一緒に暮らそ。
嫌とか、言わないよね?梓季。」
「え、あ、……………はい。」
びっくりと、恥ずかしさで、他に言えなかった。
プロポーズみたいで、恥ずかしすぎる。
このあと風呂から眠りにつくまで、ずっとずっと
浮き足だってしまってあまり覚えてないのは言うまでもなく。
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