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つめたいひと 1
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「コンビニよれるか?」
「はーい」
ご飯を食べて、すこしゆっくりしたらせんせーの車を取りにお店の駐車場に向かった。
マップアプリもあるけど、この辺は道が分かりにくいからオレも。
「ほらよ。イチゴミルク」
コンビニの外で待ってるとせんせーか買い物袋をぶら下げてイチゴミルクをさしだしてくれた。
「え?くれるの?」
「ああ。いつも飲んでるだろ」
「あは。せんせーが優しいなんて気持ち悪ーい」
「俺はいつもやさしーだろーが。お前がちっさすぎて毎日心配してるくらいだぞ。もっと牛乳飲んで背ぇ伸ばせ」
「成長期なんですぅー」
気にしてることを…。
やっぱり男で161ってやばいかな。
でも、オレは155くらいの小柄な女の子好きだし。
「あ。ほら、あそこの通りは飲み屋街だから、もうす」
「千!!!!」
もうすぐだよー、というオレの言葉は女性の甲高い声に遮られ、振り向くと明らかお水してそうな派手な女性が不穏な雰囲気で立っていた。
「あなた…どうして電話に出てくれないの!?」
彼女さんかな?綺麗な人だけどこわい。まぁ、気の強い女性は好きだけど。
「大体、何その女!!!」
ガッと、腕を捕まれ固まる。
「えぇっ?」
え?なに?オレまた女だと思われたの?
よく見て、なんなら胸触って。ちゃんと無いですよ。
つか、せんせーは何笑いこらえて肩震わせてんの?あんたのせいだろ。
オレのチャーミングな笑顔がピシッと崩れかける。
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