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幼馴染みの変化
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「あ、ゆーすけ!久しぶりー!」
家につくと、丁度階段から降りてきた弟にルリが抱き付いた。
そういえば、ルリが日本に来てから雄介と会うのは初めてかもしれない。
土日ルリは、夜バイトがあるから夕方には帰るし、雄介は夕方まで部活してるから、二人のタイミングはいつもずれていた。
「うっわ。本当に俺ら追って日本まで来てたのかよ。キッモ!」
「あはは。相変わらず生意気だなー」
顔を赤くして悪態をつく雄介をルリがわしゃわしゃと撫でる。
いつもルリが家に来てたことを伝えたら、会えなかったことを寂しそうにしてたくせに素直じゃない奴。
「てかまた痩せたんじゃねーの」
「そうかなー?まぁ鍛えてるからねー」
雄介がさりげなくルリの腰に手を回す。
ルリはくすぐったそうに笑うだけ。
こんなの昔からの光景だし、ルリがスキンシップ激しいのなんて昔からなのに。
もし、この調子で月城先生に抱き付いてたりしたらと、自然に考えてしまいもやもやする。
「ルリ、部屋行くぞ」
ルリの腕を引くと、雄介が若干顔を顰める。
「雄介、お前成績よくないんだから勉強してろよ。この間も数学赤点とってたろ」
「うっせぇよ。兄貴に関係ないだろ」
「そうなのー?オレ勉強おしえよっかー?」
「いいからルリは来いって。ちょっと話ある」
生意気に舌を出す弟を置いて、ルリと部屋に向かった。
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