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feb.13.2017 SABUROのバレンタインは一日早いのです/ミネとハル 2
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「おはよ。」
「おはようございま・・・す。」
いつにも増してボケラッチョのハル。そりゃそうだ、完全に寝不足だろうしね。
鼻をつまんでムギュウと引っ張ると半分塞がっていた瞼がパチクリした・・・面白い!
「ミネさん・・・なんですか、もお。」
「なんですかモオではないよ、ハル。こそこそ何してたの?香りでバレバレだけどね。」
パチクリしていた目がこんどは悔しそうに変わる。
「同じ家に住んでいてサプライズするには無理があると・・・悟りました。」
「そんな事で悟りひらいちゃダメよ。んで?何作ったの?」
「・・・ガトーショコラです。」
ガトーショコラ!
「それ俺と一緒に作ったレシピ?」
「そうです。高村さんの所に持って行くんですよね。僕からのバレンタインはミネさんの手間の軽減。そして二人で食べるチョコレートケーキです。」
「ちゃんと作れた?」
「・・・たぶん。見た目は問題なさそうですけど、口当たりは自信がありません。」
ワシャワシャを盛大にしたあと布団をザバンと跳ね上げる。
「ミネさん!寒いですって!」
「ハル、コーヒーお願いできる?ガトーショコラ食べよう。」
「ええ!朝からですか?それにバレンタインは明日ですよ。」
「いいの、いいの!だって今日が俺達の日曜日だろ?月曜休み軍団は絶対今日バレンタインしてるって。飯塚は絶対ニヤニヤしてシチュー作っているだろうし、トアは・・・わからんけど。いずれにしても飯塚とサトルに負けるわけにはいかない。ほら、ハルのガトーショコラ食べるよ!」
いつもよりハイテンションな自覚ありです。
でもさ~ちゃんとレシピ覚えていて一人で作るなんてさ~なんかもう!ウヒョ~~!!!な気分。嬉しいやら可愛いやらで、そりゃあテンションだって上がりまくるってものだ。
そして俺が何も用意していないと思っているのかな?ハル。
だとしたら、まだまだ甘いね。
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