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november.12.2017 幸せな一大事 その1
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『悪いが日曜日協力してくれないか?』
高村さんからの電話なら仕事関係しかない。また何か企んでいるのかと考えながら電話にでると予想外の言葉。「悪いが」なんて、一体全体どういうことかしら。
「そんな下手にでられるとかえって怖いですよ」
『面倒なことは一切ない。石田さんとSABUROに来てくれればいい』
「打ち合わせですか?」
『いや違う。ただ飯を食ってくれるだけでいい。それに種明かしをされないほうが面白いだろ?』
「それは認めます」
『その日は臨時休業なんだ。メニューはお任せになっている。時間はそうだな17:30頃でいいだろう』
「石田さんの都合が悪ければ私だけでもいいですか?」
電話の向こうから「ハハハ」という笑い声……さては。
『西山に電話する前に石田さんに一報いれてある。喜んでお伺いしますって言っていたぞ』
「……私に拒否権はないみたいですね」
『お前がSABURO絡みで断りをいれるなんてことあるか?ないだろう。じゃあ、日曜よろしく』
切れた電話をカバンにしまうためバッグのポケットのストラップを外す。高村さんより先に私に電話してくるべきじゃないですか?石田さん。
文句の一つも言ってやろうとスマホの画面をタップする。ほんと、オジサマ達にかかれば私はいくつになっても小娘状態ね……一生追いつける気がしない。
「あ、石田さん?私です。今高村さんから電話があって……」
<To be continue……>
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