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浮気×健気?
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※色々と複雑
※読んだあとに補足を読んでも理解できないかも。私も理解できてません。
「知ってたんだ、本当は」
知ってたんだよ。全部。あいつが本当は女の子と付き合ってたとか。知ってて俺から言ったんだ。
だからあいつは悪くないよ。確かにあいつは俺が本命だ、とか言ってて実は女の子の方が本命だったとか、彼女に相手してもらえなくて雰囲気が似てる俺に手を出したとか、どっちにも内緒にしてたとか、酷いところもあったけど、あいつは悪くないんだ。ただちょっと、魔が差しちゃっただけなんだよ。
男同士で幸せになれるとか、思ってなかった。幸せになろうとする前に捨てられるってことは、わかってた。でも、俺はあいつが好きだったんだよ。
愛してた。もちろん、俺の全てを捧げても良かったよ。
まぁ、ノンケに恋しても、不毛だってことは覚悟してたけどな。
あぁ、もちろん。辛いさ。何回か、もしかしたら俺を選んでくれるんじゃないか、っていう幻想が俺の頭の中をよぎったけど、あくまで幻想だった。現実には、ならなかったんだ。
俺もそこらへんはちゃんとわかってるからな、ケジメはつけてきたつもりだよ。
ん?あぁ、一発、殴らせてもらったんだよ。スッキリさせてもらったよ。ま、手は痛くなったけどな。
あいつは、間違えていないと思う。これが最善だったんだよ。しょうがないさ。俺が、男である限り、無理なんだよ。俺の願いは、叶わないんだよ。
どれだけ好きでも、愛していても、無理なんだ。夢物語じゃなくて、現実なんだ。みんながみんな、主人公になれるけじゃないんだ。
誰かの不幸があるからこそ、誰かの幸せがあるんだ。
俺が尊敬している人の言葉なんだ。え?誰って?俺もあったことはないよ。本の中の人だ。はは、お前にも貸してやるよ。なかなかに面白いんだ。変わった本でさ、主人公は絶対幸せになれないんだ。俺も最初はえ?って思ったよ。でも、ちっちゃな幸せはあるんだよ。ただ、決定的な幸せが無いだけで。
あの本読んだら、俺もこのままじゃだめだなー、って思ってさ。
結構きつかったんだ。関係を続けるのも。あのままじゃ、潰れそうだったんだよ。
死にたいとも、思った。馬鹿だと思ったさ。でも、あの時はそうするしかなかったんだ。
愛してたよ。きっと、ずっと、
生まれた時から、
生まれる前から、愛してたんだ。
言っただろ、おれは、ぜんぶ、しってたんだ。
あいつがまた俺を選ばないことも。ずっと、ずっと、廻っていることも。
もう、もう、疲れたんだ。これ以上は、廻りたくないんだ、惨めな自分を、これ以上、見たくないんだ。
今度は、お前とまた出会いたいよ。
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初めの予定とは大分違う感じになってしまいました。ワケわかめ。
一応の補足
語り手→主人公。ゲイ。というか、『あいつ』が好きだった。恐らく記憶を持ったまま輪廻転生を繰り返した模様。このことが主人公が言っていた廻る、ということ。記憶を持ったまま輪廻転生していたので、好きな人も当然同じ。人というか魂というか…。何かで感じてたんでしょうね。こいつは、『あいつ』だと。大体先に死んでると思います。
そして『あいつ』→浮気モノ。転生しても治りません。すっごいダメ男だと思う。転生してもしても絶対主人公と浮気する。必ず。主人公が避けても、絶対に。こいつも何か感じてんじゃないんですか?魂に刻まれてるんでしょ、浮気しろって(適当)恐らくこいつは女とくっつくが、死んでしまった(もしくは自殺した)主人公を思い浮かべて罪悪感で自殺すると思う。
最後に聞き手→こいつはずっと主人公の親友。ズッ友です。でも恐らくこいつは主人公が好き。記憶はないけど好きになっちゃうんだ。そういう運命なんだよ。ごめんな。主人公が好きだけど相談されるから何も言えずに主人公の幸せだけを祈ればいいよ。それで自分のやるせなさに苛立って壁殴っときゃいいよ。それで怪我して主人公に心配されるんだよ。得してるな。
今回のは何千回と繰り返した決められた運命を止めるために主人公がケジメをつけたって言う話。
何百回かで聞き手の気持ちに気づいてて、それでもこいつに相談してる俺は最低だ、って思ってたら【あの本】に出会う。あのセリフの他にも色々載ってると思う。それが主人公を救って、聞き手の気持ちと向き合おうとする。
今回ので気づいたから、次があればお前と出会いたいよと言ったんです。『あいつ』はもう諦めました。もう全部過去です。
次からは恐らく聞き手と廻るでしょうね。
決して正解の幸せかはどうか分からないけれど、これが本当の幸せなんだ、みたいな。
今のに特に意味はありません。うかんだだけです。
これの後の話も書きたい。
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