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逃げ道はないのだと知れ*
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│✉登録しといて │
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│To:俺の犬 │
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│ │
│電話するから、出て │
│ │
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夜、十一時を過ぎた頃、そうメールしてから電話を掛けた。でもなかなか出ない。
何度掛けても駄目だった。
それならと、勃起したモノを丸出しにしている写メを送りつけてやると、向こうから電話が掛かってきた。何だ、やっぱり無視してたんだ。
「お前…消したんじゃなかったのかよ」
「消しましたよ。あんたも見てただろ?」
「なら何で…」
震える声には、迫力の欠片もない。
「教師のくせに馬鹿だな。パソコンに送っといただけ。そんな事より、先生。明日土曜だし、先生の家行くから住所教えて」
「冗談じゃ…」
「頭使えよ。あんたそれでも教師?ネットに流されたくないなら、住所、後でメールして」
「……わかった」
始めから素直にそう言えば良いのに。
ふっと鼻で笑い、早々に電話を切ろうとした初芝に、オナニーを命じる。嫌がる初芝を画像の事で脅し、電話をスピーカーにして、いやらしい声を聞きながら秘蔵のエロ本をめくる。
が、不思議な事に、どんなエロい体位の写真を見ても反応しない。初芝の声にはビクビクと震えるくせに、女のデカい胸にはピクリとも言わなかった。
なにこれ。
調子悪いのかもと、その日はエロ本を閉じて初芝の声でマスをかいた。
「ん、んっ…あ、はっ」
「っ、センセ、イクのか」
「ぃ、く…っんっんっ」
いやらしいときは、普段からは想像も出来ないくらい可愛く感じる。
…男相手に可愛いって、やばいか?
まぁ、実際なかなか可愛いんだから、可笑しくはないだろ。
「あっ、あっイク、イクっ」
「イケよ、淫乱」
「ッン、ーーーっ」
「っく、」
荒い息遣いが暫く続き、そのまま無言で切られた電話。
その後届いたメールには、住所が書かれていたけれど、検索してみると学校近くの警察署の住所だった。
学習しないなと呆れつつ、オナニーの録音(編集済み)を送りつけたら、今度はちゃんとそれらしい住所が送られてきた。思っていたより近い。
バスで二十分の距離だ。
ティッシュで手と性器を拭き、明日は何をしてやろうかと考える。
素っ裸に剥いて、四つん這いで歩かせるとか?
「……何故、あいつを剥く事ばかり浮かぶんだ?」
睨まれた仕返しにしても、やり過ぎだと自覚がある。
それに俺は今日、初芝のモノをしゃぶってるんだ。普通、ダメージ受けるのは俺だろ。
なのに、ダメージどころか、全身舐め尽くしてやりたくなった。これはどう考えても可笑しい。
もしかして、俺は……。
「実は、男もイケる口だったか」
女しか相手にしてなかったから気付かなかった。
なるほど、世界が広がった。
男同士のセックスについて調べてみよう。
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