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番外編:秘密の関係3*
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午後八時を回った頃。
漸く初芝が帰ってきた。
「…坂下、何でここに」
「先生おかえり。ケーキ買ってきたから、部屋入れて」
呆れ顔で立ち竦む初芝に、ドアの前から退いて鍵を開けるように促す。
二時間は待った。これで部屋にも入れて貰えず帰れなんて言われたら、外だろうが関係なく初芝をめちゃくちゃにしてしまうかもしれない。
冬ほどは寒くはないけれど、夜はまだ少し冷える。適度な運動は、丁度良く身体を温めてくれるだろうから。
「先生、開けて」
「……少ししたら、ちゃんと帰れよ」
「わかったから、早く。それとも、ここでキスされたい?」
「馬ぁ鹿。……ほら、入れ」
冗談だとでも思ったのだろう。
警戒する事なく俺に背を向けて、ドアを開けると中に入っていく。その後に続き中に入ると、ドアを閉めて鍵を掛ける。
本当は直ぐにでもその背を抱き締めたかったけれど、初芝のケーキを駄目にする事は出来ない。
衝動に耐え、リビングのテーブルにケーキの入った箱を置き、床にカバンを放り投げると、着替えに行こうとする初芝を捕まえて正面から抱き締めた。
フワッとリンゴの香りがした。
「さ、坂下?」
「先生、またリンゴの飴?」
「…良いだろ、別に」
「ん、先生…美味そう」
耳朶を食み、首筋に吸い付きながら、ケツを鷲摑む。
「坂下っ、なに…」
「先生、じっとして」
「や、待っ…明日も、学校だからっ」
ジャケットを脱がし、Yシャツをたくし上げると背筋を指先でなぞる。
久しぶりの初芝の素肌だ。
最後に初芝を抱いたのは、春休みだったと思う。それも満足いくまで、とはいかなかった。
俺は休みでも、初芝は学校に行かねばならないらしく、無茶は出来なかったわけだ。
だから、足りない分は初芝の写真で抜いていたんだけど、いい加減限界。
「先生、酷くしたくないから、抵抗しないで」
腕を突っぱねて距離をとろうとする初芝を見下ろし、低めの声でそう言うと腕から力が抜けた。
戸惑った様にギッと睨み付けてくる初芝の唇に自分のそれを重ね、腰を抱き寄せ足の間に膝を差し込む。柔らかい唇を食み、舌先で唇を舐めるとリンゴの味がした。
何度も何度も啄む様なキスを繰り返す。だんだん初芝の目がとろりとしてきて、物足りなそうな顔になってきた。
邪魔な眼鏡を外して、ブレザーのポケットにしまう。
「ん…坂下…」
「首に腕回して…そう…先生、舌出して」
「…ぁ、んっ、ンァ…はっ」
強請る様な目で俺を見上げ、言われた通り恐る恐る腕を回して舌を出す初芝。その舌を舐めしゃぶり、口内をじっくりと味わう。
膝で股間をグリグリと押し潰すと、腰がビクビクと震えた。
「アッ、んっんっ…さか、んむっ、っ…っ!」
既に硬くなりだしていたそれは、膝で擦られる度に硬度を増していく。もうビチャビチャに濡れているかもしれない。
それを想像しただけで、俺の股間もあっという間に元気になる。
早く素っ裸に剥いて、全身を舐め回したい。
腰を支えながら、片手でベルトを外し、ズボンの前を寛げる。パンツの中に手を入れると、にちゃりとした粘液が指に絡み付いた。
「んふ、ぁ…坂下ぁ…」
甘い声を上げる初芝から唇を離し、顎を伝う唾液を舐めとる。
濡れた性器を揉み込むと、立っていられなくなったのか、その場にへたり込んだ。そのまま床に押し倒すのは、初芝の負担になると思い、抱き上げてソファーに座らせた。
「先生、可愛い」
くたりとソファーにもたれ掛かる初芝の足から、ズボンとパンツを抜き取り床に落とす。Yシャツと靴下だけの初芝は、エロくて最高に可愛かった。
ふるりと立ち上がり、蜜を溢す性器を指先でつつくと甘い声をあげる。
「あっ!」
「こんなに濡らして……先生、コレ舐めて欲しい?」
「…ぁ……う、…待ってくれ、坂下」
「先生、流石に止めてあげられない」
「違う……坂下のを……俺が…駄目か?」
顔をリンゴの様に真っ赤に染めて、俺の股間に手を伸ばしキュッと掴む初芝。こてん、と首を傾ける仕草があざといけど可愛い。
どこで、覚えてきたんだ。
ムラッとくるより先に、モヤモヤとした不安に襲われる。昔突き合っていたとか言う先輩か、それとも……昼休みに一緒にいた男か。
「先生、嬉しいけど駄目。たぶん前みたいに酷くしそうな気がする」
こんなモヤモヤとした気持ちで、初芝にそんな事をさせたら、きっと酷くしてしまう。
初芝には出来るだけ優しくしたいんだ。
「ごめん、先生。大人しく喘いでて」
床に膝を着き、初芝の足を開かせて股間に顔を埋めた。
「ひ、ぁ…っ、さかし、たぁっ」
パクリと咥えると頭を上下に動かして、袋を揉み込む。
むっとくる雄の匂いも、初芝のモノなら堪らなく興奮した。俺の髪を掴んで甘く啼き続ける初芝を、もっと啼かせたくて夢中で性器に舌を絡める。
「はっ、あっあっ…っ!ん、やあっ!坂下、イクっ、も、イクから…っ、口、離してっ」
全身に力が入り、髪を掴む力も強くなる。
腰がビクビクと震え、あ、イクなと思った瞬間。
初芝の性器の根元を、ギュッと握って性器から口を離した。
「ひいっ、あああっ…や、や…ぅ……な、んで…っ」
射精を止められ、涙をポロポロと溢しながらも睨み付けてくる初芝を見上げ、その可愛さに舌舐めずりした。
優しくしたいけど、やっぱり少しくらい意地悪もしたい。男心って複雑だ。
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