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番外編:秘密の関係5*
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奥まで深く突いて、小刻みに腰を振ると初芝が「んっんっ」と鼻に掛かった声を出し、快感に耐えるように瞼をギュッと閉じている。可愛い…。
汗ばんで滑る足を抱え直し、スピードを上げる。
「先生っ…先生、の中…やばい、ッ」
「ンッ、ふっあっ、あっ…ん、は」
乾いた音と濡れた音、荒い息づかい、初芝の喘ぎ声。
部屋に満ちる音全てが、俺を止まらなくする。
「確か…ここら辺、だっけ?」
「やぁっ、そこ…はあっ、ひっ」
「先生のイイとこっ」
「アッ…ん!そこば、っか…ッ、ぅあ…や、激し…ぃっだめ、イッちゃ、からァッ」
「良いよ、イッちゃいなって…ッ」
「や、やだッ、お前と、ん、一緒に、イキた、い」
あー……もう、ホント。
何でこんなに可愛いわけ。
自分で自分の性器を握り締めて、イクのを我慢する初芝が愛しすぎて、一心不乱に、腰を叩き付けた。
動く度に汗と混じって香る初芝の匂いは、まるで媚薬のように理性を失わせる。
「先生ッ、先生…っ!好きだ、先生ッ」
「あああっ、あっ、はっん、さかしたっさかしたぁっ」
「は、中に……良い…ッ?」
「んっ、あっいい、出してっ坂下で、いっぱいにして…ッ」
「ぁ…く、…ぅ、先生ッ」
キュウゥと中が締まり、低く呻きながら最奥に果てた。ドクンドクンと初芝の中で勢い良く溢れ出る。
初芝も握っていた手の力を緩め自身を扱き、甲高く啼きながら白い迸りを盛大にぶちまけた。
初芝が正気に戻ったらきっと怒るだろうな。まぁいいかと思い、ゼイゼイと呼吸を繰り返す初芝を、背中から抱き締める。
腹と胸に腕を回し、汗ばむ首筋を舐める。塩っぱい。
「先生…可愛い…」
「ん……は、はぁ…」
緩く腰を回すと、ピクリと肩が震えた。
暖かくて気持ち良い。抜きたくないな。ずっと、こうしてたい。
胸の突起を引っ張ったり、指で潰したりして初芝のエロイ身体を堪能していると、初芝が喘ぎすぎてカスカスの声で小さく呟いた。
何だと耳を寄せると「水」と聞こえた。
「ん、わかった、持ってくるから待ってて」
本当は抜きたくないけど、初芝が水を欲しがってるんだから仕方ない。
ゆっくりと性器を抜くと、穴から俺の出したモノがくぷっと溢れ、つーっと内股を伝っていく。やばい、エロイ。
コレクションに加えよう。着たままだったブレザーのポケットからスマホを取り出して、激写連写。
「……水…って、言ってんだろ、この馬鹿」
「あ」
苛立たしそうな初芝の声に我に返った。そうだった、水だった。
剥き出しのケツが冷えないように、ブレザーを脱いで掛けてからキッチンへ
向かった。
何かブラブラすると思ったら、チンコをしまい忘れてる事に気付きパンツに納める。窮屈だけど、仕方ない。
ブラブラしてると、ちょっと邪魔。
冷蔵庫を開けてミネラルウォーターを取り出す。半分くらい減ったニリットルのペットボトル。
キャップを開けて、何口か飲みながらリビングに戻ると、初芝がティッシュでケツを拭いていた。エロイな。
「……坂下…、見てないで片付けんの手伝えよ」
「はい先生、水」
あたふたとソファーやらテーブルを気にする初芝に水を渡して、立てるか聞くとコクリと頷いた。
水を飲んでからヨロヨロと立ち上がり、後片付けをしようとする初芝を止める。
「先生、そういうのは俺がやることだから。先、風呂行きなって」
「え、いや…俺が汚したものばっかりだし…」
「先生、良いから」
「……ぅ……じゃぁ、頼む…」
初芝からペットボトルを受け取り、テーブルに置いた。
転ばないかとヒヤヒヤさせる足取りで風呂へ行く初芝を見送り、さてとティッシュに手を伸ばす。
怒るかと思ったけど、初芝は怒らなかった。
何だろ……今日は、いつにも増して可愛くて、理性が保つかどうか。
飛び散った体液を拭き取り、ちょっと勿体なく思いつつもゴミ箱へ放り入れる。脱ぎ散らかした服を拾っていると、カタンと床に何かが落ちた。
「……」
初芝のスマホだった。
ボタンを押すと暗証番号入力画面が現れる。未だに教えて貰えていない、数字。
別に隠すようなものがあるとは思えない。だって、貸してと言えば貸してくれるから。
秘密にしたいのは、暗証番号なんだと思う。
もしかして、銀行の番号と同じだったりして。まぁ、それならそれで教えて貰わないと。
将来的には、財産は共有する事になるんだから。
前に初芝の誕生日を入力してみたけど駄目だった。妹の誕生日も違った。シスコン気味だから、絶対そうだと思ったのに。
ラッキーナンバーとか?車のナンバープレートの数字?部屋番?電話番号?
「……駄目か」
色々試してみるけど、全然開かない。
俺の誕生日は知らないだろうから、違うと思う。初芝は俺に誕生日を聞かない。照れてるのか忘れてるのか、まさか興味がないなんて言わせない。
ものは試しと、俺の誕生日を入力してみたけど、やっぱり駄目だった。
風呂からシャワーの音がするのを確認して、その後も組み合わせを変えて試してみる。
「せめて、何桁かわかればな…」
これで駄目だったら、初芝が教えてくれるまで待とうと、数字を入力する。
俺がロックを掛けるなら、暗証番号はきっとこれにする。
「……まじかよ」
決定ボタンを押すと、ロック画面は解除され、ディスプレイが表示された。
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