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番外編:秘密の関係6
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入力したのは、俺の誕生日と初芝の誕生日。八桁。
知ってたんだ……俺の誕生日。
教員だから個人情報見られるのか?
なんだ……知ってたから、聞かなかったんだ…。
「あー……どうしよう。頭と股間冷やさないと」
暴れ出しそうな欲望を抑え、ソファーに拾った衣服を掛けてキッチンに向かう。冷凍庫に頭を突っ込み、冷蔵庫で股間を冷やした。
いつからこの番号なんだろう。もしかして、付き合う前からずっと?
なんだよこれ…。
こんな事しといて、気持ち伝える気なかったって……もう、ホント何それ。
でもそう言えば、言ってたっけ。
「 ただ好きだって思ってただけ 」
あああ、もう。
何で俺がこんな恥ずかしくなんなきゃいけないんだ。
冷凍庫と冷蔵庫のドアを閉めて、初芝のスマホをテーブルに置く。暫くスマホを見詰めてから、頭を抱えた。
初芝、あんなに可愛くてよく今まで無事だったな。
神様とか信じてないけど、初芝を無事俺に出会わせてくれた運命に感謝した。
「坂下ァ…」
何度目かの溜め息を吐いて、暴走したがる下半身を鎮めていると、風呂場から初芝のちょっと苛立たし気な声がした。
なんだろ。俺が一緒じゃないから、淋しくなったんだろうか。
ポジティブな考えで風呂場に向かったら、プリケツを俺に向けて「これは、何だ!」と目を三角にしていた。
「アザだらけじゃねぇかよ、おい」
「似合ってる」
「んな訳あるか!」
セックスの時とか、一緒に風呂に入る時は恥ずかしがるくせに、今は「見てみろ、痛々しい!」とケツを見せ付けてくる。恥じらいが…………。
とりあえず、向けられたケツを揉んだら、蹴り飛ばされた。更に風呂に鍵を掛けられてしまう。
可笑しいな、俺達恋人じゃないの。
「坂下、着替え」
ムスッとした声で言われて、寝室に向かう。
ちょくちょく泊まりに来るから、俺の物も一緒にクローゼットにしまっている。パンツ、パンツ~と若干テンションが上がりながら、初芝のパンツを漁り、触りたいだけ触って満足してから初芝のパンツとよく似た俺のパンツを持ち、それからベッドに脱ぎ捨ててある寝間着のスウェットを手にした。
脱衣所のカゴに入れてリビングに戻る。
そういや、俺の制服汚れたから、明日は学校無理だな。今から洗っても乾かない。
初芝の家、乾燥機ないし。
「坂下、次は入れば」
シャワーの音が止み、ドアが開く音がして初芝の声がする。
パンツに気付くだろうかと、少しドキドキしつつ初芝を待っていると、頭をガシガシとタオルで拭きながら、小首を傾げる初芝が出てきた。
パンツが気になるらしい。
「これ、俺の?」
「先生のとこにあったから、そうじゃない?」
嘘。俺のとこから持ってきた。
「んー…そっか。でも何か…」
「先生、腹へってない?先生が気になってた店のケーキ買ってきたんだけど、食べる?ちょっと時間経ってるけど」
「お?そいや、来たとき言ってたな。食う、食う。腹へった」
「コーヒーで良い?」
「自分でやるから、風呂行ってこいよ」
「じゃ、五分で戻る。先生、寝ないで待ってて」
寝室から初芝のパンツを持って、風呂場に向かった。
パンツの交換こ。
何だか、テンションググッと上がった。チンコもググッと上がった。
やばい。若いって困る。
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