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思い出した過去 【悪童視点】
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誠凛に着くと、灰崎が既にいた。
「やっと来たか、遅ェ」
「こっちはお前と違って真面目なんだよバァカ」
入ってきた俺達に益々騒ぐ誠凛のイイコちゃん共。
俺が用があるのはてめえらじゃねえ。
「オイ、そろそろ忘れすぎてボケてんじゃねえだろうな」
俺の言葉に、反応した火神。
「テメェ花宮‼︎黒子をどうし」
「落ち着け!です、キャプテン!」
火神が眼鏡を止めた。
「火神⁉︎」
「……黒子は、どこにいる?」
火神の問いに、俺は真面目に答えた。
「知らねえよバァカ」
これで多分分かる。悪魔はあの妖怪そっくりで、何を考えているか分かる。
「向こうか」
「だろうな」
「木吉、」
木吉を真っ先に呼んだことで分かる。コイツは完全に思い出した。
「火神、先輩だろうが」
「思い出せよ、日向、リコ」
次々に変貌する誠凛メンバー。
火神や木吉、小金井、伊月は悪魔へ。
眼鏡や女監督、水戸部は鬼へ。
他にも鬼や悪魔に変わる。
「黒子は、長は戻ったのか」
「多分人間の姿のまま、あっちに行ったな」
「……清志は、無事だろうか」
火神が言う。多分あの忌子だろ。
「ふはっ、知らねえよ」
「清志は祓うなよ、花宮」
木吉が言った。
「アイツが望まないうちはな」
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