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自分の立場 【誠凛領主視点】
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黒子と別れて、夜になって。
アイツの親から電話がかかってきた。黒子がまだ帰らないと。
気付いた時には、もう遅かった。
いつから時計の音がしねえ?
いつから外の話し声が消えた?
「What's happen!? Taiga!!(何が起きた!?大我!!)」
「I don't know!(知らねーよ!)」
アレックスは普通か。良かった
その時、電話がかかってきた。
「カントク?」
「火神くん!良かった、無事だったのね!」
カントク曰く、カントクの所にも黒子の親から電話がかかって来ていたらしい。
誠凛メンバー全員で体育館に集まっているが、それ以外の全部が止まっているんだそうで。
「……アレックス、誠凛の体育館に行くぞ」
「Okay」
そうして集まった体育館で、それぞれが混乱していると花宮……サンが入ってきた。
霧崎第一と、灰崎までいる。……?俺には何か引っかかった。
「(何か、このメンバー……)」
「オイ、そろそろ忘れすぎてボケてんじゃねえだろうな」
その言葉で、一気に思い出した。
「黒子を、俺達を助けてくれ!人間!!」
俺は、人じゃなかった。人間じゃなかった。
そうだ、俺は悪魔だった。誠凛領域領主、火神大我。
思い出した俺には心当たりが浮かんだ。黒子が今どこにいるのか。
(アイツは、"黒子"は誠凛集落の長に戻らないまま…… 戻ったのか)
今のアイツは、脆い。あの時も俺が支えた。
だからこそ、不安で仕方がねえ。すぐにでも探したい。
だが、アイツは仲間を大事にする奴だ。まずはかつての補佐達を、誠凛の皆を連れて行かなきゃな。
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