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僕を慰めるのは 【少年視点】
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カントク、キャプテン……そして火神くん。
皆の声が聞こえて、僕は泣いてしまった。
「心配したのよ!?」
「大丈夫なんだな!?」
僕を心配してくれる声に、僕は答えた。
「はい……!ご心配を!おかけしました!」
「ダァホ!!いつもの事だろうが!」
キャプテンの声に笑い声がして、僕も笑った。
「すぐに行く!それまで頑張れ!」
火神くんの声に、返事をして意識を失った……のだと思う。
真っ暗な中で、誰かが言った。
「さすが、火神大我。黒子をすぐに見つけてくれるなんて。
でも、すまない。まだ火神大我をこちらの世界に連れてくる事は出来ないよ。しばらく、あちらとこちらを行き来する扉は閉じさせてもらったよ」
「何でそんな……!」
泣き出した僕を優しく撫でた。
「すまない。やってほしいことがあってね……。
それと、君をここへ呼んだのは俺だが、力をかなり使ってね……
疲れるから長くは開けてられないんだ」
僕はただただ泣いて、誰かはそんな僕をずっと撫でていた。
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