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裏切りの結末は 【誠凛の長視点】
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ここから先は、さっき話した通りです。
緑間くんも青峰くんも、ボクを取り返そうと火神くんを攻撃し始めました。
その時です。後ろの扉が開いたのは。
力は足りませんでしたが、深く考える暇はなく。
「……っ!!」
飛び込んできたのは、人間。
いいえ。人間となった鬼でした。
「ちくしょう、赤司の奴……。代償が大きすぎんだろバァカ!!」
「に、んげんか……!?」
その後入って来たのは、人間となった悪魔が一人と、人間が四人。
鬼の名は、花宮真。悪魔の名は、灰崎祥吾といいます。
「テメェらが人間界に逃げてえ裏切り者かよ」
「ど……して……、花宮さんが……」
仲間の死に耐えきれず、ボロボロになり壊れそうだったボクは、それだけ聞こうとしました。
「人間だろうが誰だろうが構わねえ……!!黒子を、俺達を助けてくれ!!人間!!」
火神くんの叫びに、花宮さんは少し困惑していました。
「バァカ、テメェらは傷つきすぎてんだろ。そのままあの扉潜れるか」
攻撃は突然現れた花宮さんを狙ってきました。
「副頭領と長かよ。チッ」
「てめっ、花宮!」
「かつての裏切り者が今更何の用だ。人間まで連れてきて」
「あー、はいはい」
花宮さんは、札を出した。
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