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まさかの再会 【海常の長視点】
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そりゃ、半信半疑だったッスよ?黒子っちが帰って来たなんて。
でもさ、黒子っちは俺達を見捨てる鬼じゃないッス!!俺が良く知ってる!!
「だーかーらー」
悪魔のトコにいるなら、俺が最初に保護するッス!!赤司っちも青峰っちも緑間っちも、あの日むざむざと黒子っちを悪魔なんかに渡しちゃったんスから。
「黒子っちがそっちにいるなら返せ、って言ってるッスよ」
「だから、黒子はいねえし知らねえって言ってんだろうが!!」
笠松が俺を蹴ってきた。
「……痛い、ッスね!!」
俺も蹴り返す。クレーター出来たけど、知らない。
「いい加減海常から出ていけ。もう我慢ならねえ」
「はあ?悪魔が出てけばいいっしょ!?」
海常領域は、作物豊かな光の国。その領域がどうなろうが、俺は知らない。
「長!!」「笠松!!」
補佐と森山、だったっけ?が叫んだ。周りを見れば、ボコボコ穴空いてる。作物はボロボロ。
俺の頭の中は、黒子っちの事だけ。
「……っ」
補佐の荻原シゲヒロが顔を歪めた。黒子っちと仲がいい鬼。気に食わない。
「黄瀬くん!!」
「笠松サン!!」
黒子っちの声がした。
「黒子っち……!?」
目を見開いた。黒子っちが、俺に向かって走ってる。
「黒子……!?どういう事だ!?高尾!!」
「その前に何スかこれ!!」
黒子っちが、俺の前で止まった。
「く、黒子っち……」
黒子っちに近付くと。
パァン!!
頬に、痛みを感じた。
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