アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
理由
-
「高校の卒業式の時、俺は確かにお前を振った。でもな、それは本心じゃなかった」
「っえ?」
「卒業式の前日、お前の姉ちゃんから電話がかかってきて、会いに行った。
そしたら、洸には将来決まった相手がいるから、もう別れて欲しいって言われたんだ。
俺は、別れたくなかったけど、俺の気持ちだけで洸の将来を潰しちゃいけないと思って、もしその時お互いが辛かったとしても、大好きな洸にいい将来がやってくるんだって思って、別れることにした」
「そんなっ!」
「でもな、やっぱり忘れられなかったし、それから1ヶ月後お前の姉ちゃんから会いたいって言われて、洸の話しでもしてくれんのかと思ってな。会いに行ったんだ
でもちがった。私と付き合ってくれって、顔は似てるから、洸が女になったと思ってくれて構わないって………。
馬鹿だよな、俺と付き合いたいからって、弟と別れさせたんだぜ?
もちろん、その時洸の相手がいるって話しも嘘だって気づいた。
でも、自分から振っといてやっぱりやり直しましょう?って上手くいくわけねぇって思って。お前を忘れようと努力した……。
やっぱ、無理だったけど。
こんな話し、信じられるか?無理だろ?
……でも、俺は今でもお前のこと好きだから。
それだけ、覚えといてくれ」
司は、長い話しをしたあと、立ち上がって部屋を出ようとした
「んなの、信じるに決まってんだろ!!馬鹿か?お前は!!」
怒鳴り出した俺に司はポカンとしてしまった
「俺だって、お前のこと今でも好きだ!この一年間の間にお前を思い出して泣いたりもした!なのに、せっかく会えたと思ったら、謝っていい逃げかよ!!」
「お前だけが、ずっと好きだったとか忘れられなかったとか、思ってんじゃねぇよ!」
ガバッ
俺が叫んだ後司に抱きしめられた
「ちょ苦し」
「ほんとに?今でも俺の事好き?また、俺たちやり直せる?」
「俺の言葉が信じられないのかよ?司は好きな奴の言葉も信じられなくなったのか?」
「そんなことない!!洸!大好きだ!愛してる!もう一度俺と付き合ってください!」
「やだ」
「え.....」
「ただ付き合うだけじゃ嫌だ!俺を……嫁にしろ!!!!」
「ひっひかるぅぅぅ」
「ちょっと、司!苦しいって」
司は嬉しいのか、俺をぎゅうぎゅう抱きしめた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 7