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暫く獅琉の膝の上でうさぎのぬいぐるみで遊んでいる麗を観察してから、麗に話し掛ける。
「なぁ、それ、何の動物かわかったか?」
「ん...ぅ?...ん、うぅ...」
「...」
「んん...、ぅ...」
「...」
...埒あかねぇなこれ。
うんうんと唸りながら考えている麗だがいつまで経っても答えが聞けそうにないので、答えを教えてあげることにした獅琉。
「うさぎ、だ」
「う...さ、り?」
「うさぎだ。う、さ、ぎ。お前にそっくりだろ?」
「う...さり?」
「違うって、うさぎ。」
「んん...うさり?」
「ぎだよぎ。うさぎ」
「う、さ...り!」
「う」
「う」
「さ」
「さ」
「ぎ」
「ぎ!」
「ちゃんと言えんじゃねーか、うさぎ、な」
「うさり!」
『うさぎ』とまともに言えない麗だが、その表情はどこか嬉しそうで。
「まぁ、いいか...」
「んぅ?」
ぷにぷにの頬をつつきながら獅琉は言葉を続ける。
「そのうさぎがあったらお前も一人で寂しくないだろ?大事にしろよ?」
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