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rabbit×REI-1side獅琉
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いつもの様に麗と一緒に眠る朝。
獅琉は癖で目が覚め、スマホで時間を確認する。
7時か...
今日は仕事が無いから麗とゆっくり過ごすことが出来る。
もっかい寝よ...
安眠のために麗を抱き寄せようとして獅琉がぴたりと動き止めた。
毛布を頭の上まで被って眠っているのは愛しい麗────
の筈だ。
「は...なんだ...これ」
目を見開く獅琉の視線の先には真っ白でふわふわした二つの何か。
「耳...?」
まるでそれは獅琉が知っている《うさぎ》の耳のようだ。
うさぎ...?あ、なんだ...麗のぬいぐるみか...
寝るときは片付けとけって言ってるのに...
獅琉が《ぬいぐるみ》を退けようとその耳に触れると毛布の中の体温がぴくりと反応した。
「...んっ」
「...」
麗が体を丸めると耳は毛布の中に潜っていってしまった。
何か...おかしくねーか...
だって、今触った《ぬいぐるみ》温かかったぞ...
「いや...まさか...」
そんなことあるわけ無い、馬鹿馬鹿しいと自分を笑う。
疲れてんのかな...
気になりだしたら眠気など吹き飛んでしまった。
大方麗がぬいぐるみを抱き締めて眠っているんだろう。
そう考えた獅琉は麗を起こさないよう、ゆっくりと毛布を捲った。
「.........嘘だろ」
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