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朝⑦
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「あ、ランさん。このことってルイにもう話してます?もしまだなら俺が言っておきますよ?」
「あぁ、その事なのですが・・・・・・ルイには秘密にして欲しいのです。」
「え?なんで?」
今までルイには隠し事をした事がなかった。というか隠し事をしてもバレていた。
あと、前に姉さんと入れ替わった時もルイには手伝ってもらったし・・・・・・
秘密にする理由がわからない。
「えっとですね・・・・・・カイト様には舞踏会の間私がずっと傍にいる事になります。きっとルイがカイト様がハル様の代わりをしていることを知ったら貴方様の傍から離れないと思うのです。ましてやその後、先方の家に行くなどという事になったらルイは黙っていないでしょう。そんな事になったらカイト様が姉様の代わりをしている事がバレてしまう可能性があるのです。ですから秘密にして頂きたいのです。あ、今回は旦那様と奥方様には伝えてあります。」
「ああ・・・そう、なんだ。」
俺は口ではこう言ったがルイは例え俺が姉さんの代わりをしてもそんな事バレるような事をする様には思えなかった。
「ふふっ。ルイがバレるような事はしないと思っているでしょう?」
「え、あ・・・はい。」
「やっぱり。きっとカイト様が思っている以上にルイは貴方様の事を大事に思っていますよ。」
「は、はぁ・・・・・・?」
まぁよくわからなかったがランさんの言う通りにしておこうと思う。
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