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夕方②
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角を曲がったら兵士達と別れる。
「んじゃ、気をつけて行ってきてね!」
「はい。ありがとうございます。」
「坊ちゃんの方こそハル様の衣装室に行くまで気をつけて。」
「舞踏会頑張ってください。」
「うん!ありがとな!」
兵士達にも手を振って別れた。
裏門へ行きそっと中へ入る。
衣装室の窓を開けておいてくれているから窓から入る。
衣装室が1階で良かった。
そう思いながら角を曲がり衣装室の窓に行こうとすると・・・・・・
((ボスッ
「いっ!」
「わぁっ!」
誰かとぶつかった。
(イテテ・・・・・・・・・誰だ?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・黒の燕尾服?!)
黒の燕尾服はルイがいつも着ているものだ。
(ヤバイヤバイヤバイ!!!)
頭が混乱してそのままでいると・・・
「いたた・・・・・・。・・・・・・カイト様?
申し訳ございませんっ!!大丈夫でしょうか?」
(ん?この声・・・・・・・・・ルイじゃない。)
顔をあげてぶつかった人を見るとレオンさんだった。
レオンさんは父さんの執事だ。
そして、俺が姉さんの代わりをする事を知っている。
「レオンさんか・・・・・・・・・・・・・・・。」
「本当に申し訳ございません!」
レオンさんが立たせてくれた。
「黒燕尾を着てたからルイかと思ってすごい焦ったww
レオンさんいつもは紺色とか紫色とかだからさ。」
「今日は舞踏会なので黒燕尾です。」
「そっか!そう言う事か!あ、でもよく見るとルイのやつと違うんですね。なんか似てるようで違うのってオシャレ!」
「ははっwありがとうございます。
ところでカイト様、お支度はなさらなくてよろしいのですか?あと2時間ほどで始まりますが・・・・・・」
レオンさんに言われて気がついた!
急がないと!!!
「そ、そうだった!じゃあねっ!!」
「はい。お気を付けて。」
レオンさんとも別れ無事に衣装室の窓へと来た。
「ハァーーーーーー・・・・・・・・・
よしっ!頑張るぞっ!!」
窓を押して中に入った。
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