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舞踏会②
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1時間何も大変な事が起きずにいる。
このままあと2時間・・・・・・。
すると音楽が流れ出し、父さんと母さんが中央で踊り始めた。
踊りながら
「舞踏会らしく!踊りましょう!」
「さぁさぁ!皆さんも!!」
と声をかけた。
今はワルツが流れている。定番だな。
そしたら周りの人達もどんどん参加していった。
やばいな。ここから離れないと邪魔になっちゃう。
移動しようとしたのだが、ドレスのせいで踊っている人達にぶつかりそうで動けない。
どうしよっかなー。
色々策を考えていると目の前に手が差し出された。
「ハル様、大丈夫でしょうか?端の方へ行きましょう。」
「え、ええ。」
目の前に現れたのはルイだった。
こいつどっから湧いて出てきた?!
驚きながらもルイの手を取りついて行った。
無事端に着いた・・・・・・・・・。
「申し訳ありません。人が多かったので早歩きになってしまって・・・・・・・・・。」
「大丈夫よ。ありがとう。助かったわ。」
「いえ、では。」
「ハァーー・・・。」
ルイの前はやはり緊張する。
なんか寂しいな・・・。俺に対して・・・・・・姉さんの格好をした俺に対してはなんだかいつもの俺への対応とは違う気がした。
他人行儀というか、よそよそしいというか・・・。
それが嬉しくもあり、悲しくもある。
だめだ!姉さんは暗い顔をしない人だから明るくしないと!!
パシッと顔を叩いて気合を入れる。
しっかし、慣れないヒールやドレスで早歩きしたから暑いな・・・。
バルコニーにでも行くか・・・・・・。涼もう。
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